2025.05.16
インフレーターマットを家で使う!初心者向け完全ガイド:来客用から災害備蓄までこれ1枚で完結
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インフレーターマットを家で使おうと考えたとき、まず気になるのは「本当にベッドや敷き布団の代わりになるのか」という点でしょう。実際には、キャンプ場だけで出番を終えるのはもったいないほど、このギアは室内でもその真価を発揮します。
本記事では、インフレーターマットは家でも使えないの?という疑問を抱えている方に向けて、家での使い方を紹介します。
インフレーターマットを家で使うメリット・活用シーン
インフレーターマットを家で活用するメリットはいくつか考えられます。
例えば、押し入れに収納しておき、急な来客時にサッと広げればふかふかの簡易ベッドに早変わり。ワンルームでベッドを置くスペースがない部屋でも「夜は寝具として使う、昼は片付けて自由な空間を作る」という柔軟な運用が可能です。
厚手のモデルなら底付き感がなく、“一般的な敷き布団より快適”という声も多く見られます。さらに、自動膨張式なので停電下でも展開できるため、在宅避難や避難所生活の備えとして1枚持っていると心強いアイテムです。
実際に使用してるユーザーの声を聞くと、「在宅ワーク用デスクを置いたらベッドの置き場がなくなった!」という都心の狭い部屋に暮らす人によると、インフレーターマットを購入し、夜だけ敷いて朝は壁に立て掛ける生活へ移行した結果、床面積が約30%広がり快適さが増したそうです。
さらに、郊外在住の家族の場合は、キャンプで使用しないときは、普段はロフト下にマットを収納、週末の自宅シアタータイムにリビングで広げてゴロゴロしながら映画鑑賞をする際に利用し、その後は子どもと一緒にそのまま就寝するそうです。「アウトドア気分が楽しめるし、家でも使えるからコスパもいい」とのことでした。
インフレーターマットを家で使うコツ
インフレーターマットをお家で活用する際、いくつかの工夫が必要です。以下ではインフレーターマットを家で使うポイントを紹介します。
基本の膨らませ方
インフレーターマットの使い方は驚くほど簡単です。収納袋から取り出し、バルブを開けて広げるだけで内部のウレタンフォームが空気を吸い込みます。
初めて使う時や半年ぶりに取り出した場合はウレタンが縮んでいるため、付属ポンプか肺活量で少し追加してあげると理想的な硬さになるでしょう。
就寝時のひと工夫
インフレーターマットに直接肌が触れるとムレを感じやすいので、綿シーツやパイル地パッドなどを掛けると汗処理が格段に向上して、朝までさらりとした肌触りが続くでしょう。夏場は、竹シーツや接触冷感シーツと組み合わせるとより快適性がアップします。
片付けと日常運用
インフレーターマットを片付けるときは、足元からゆっくり体重を掛けて巻き込み、途中でバルブを閉めて逆流を防ぎ、さらに締め上げれば小さくなります。
毎日使う場合は完全収納すると大変なので、半分空気を抜いて壁などに立て掛けておくのがおすすめ。風通しのいい場所だと、湿気も飛びやすくなります。長持ちさせるためには、「湿気を抜いてから収納」「直射日光を避ける」の2点に気を付けてください。
インフレーターマットを家で使う際の注意点・デメリット
インフレーターマットは便利な反面、いくつかの注意点もあります。第1に「耐久性」です。多くのモデルは「年に数回のアウトドア利用」を想定しているため、毎晩使用するとウレタンと生地の接着が剥がれたり、微細な空気漏れが発生しやすくなります。特に厚手モデルを常にパンパンに膨らませたまま敷きっぱなしにすると、1〜2年で体感できるヘタリが現れることも珍しくありません。
第2に「温度管理」です。窓際で長時間放置すると内部空気が膨張し、縫い目にストレスがかかります。夏場は室温が30℃を超える部屋に敷きっぱなしにしないほうが無難です。
第3に「体圧分散の調整」です。薄手モデルや空気圧不足の状態では肩や腰が沈み、翌朝に疲労を感じやすくなります。就寝前に空気圧を再確認し、「沈み込みが大きい」と感じたら少し空気を足すようにするとよいでしょう。
家で使うインフレーターマットの選び方
では、家で使うためのインフレーターマットはどのように選べば良いのでしょうか。以下では項目別に選び方を紹介します。
厚さ・断熱性(R値)の選び方
厚みは快適さを左右する最重要ポイントです。フローリング直置きでベッド並みに眠りたいなら最低5cm、理想は8〜10cmを選びましょう。断熱性能を示すR値も重要で、冬の底冷えを抑えたいならR値3以上が安心です。R値4以上になると真冬の木造住宅でも冷気を感じにくくなります。一方、真夏に断熱しすぎると熱がこもるため、オールシーズン運用を考えるならR値3前後がバランスに優れています。
床面温度10℃、室温20℃という状況でR値4のマットを敷くと、熱損失が約50%減少し、体感温度が1.5℃ほど上がる計算になります。数字だけではイメージしにくい場合、この差を「薄手の敷き布団をもう1枚重ねた保温力」と捉えると分かりやすいでしょう。
サイズ・タイプの選び方
1人で使うなら幅60〜70cmのシングルが標準です。広々と寝たい人や親子で使用する場合はワイドシングルやダブルサイズだと気持ちよく使えます。連結ボタンが付いたシングル2枚を並べれば、隙間が気にならず収納も分割できて便利でしょう。長さは身長プラス10cmを目安に選んでください。2mを超えるロングモデルなら足元の圧迫感もありません。
バルブ構造と素材
厚手マットを素早く膨らませたいなら、大口径バルブが2個以上あるモデルがおすすめです。回転式より押し込み式のほうがワンタッチで扱いやすく、初心者でも失敗しにくいでしょう。表面素材が起毛ポリエステルなら冬は暖かく滑り止め効果も期待できますが、夏は汗が乾きにくいのでシーツ併用が必須です。汚れに強いTPUコーティングはファミリー層に人気があります。
インフレーターマットを家で使うときの湿気や結露対策
インフレーターマットを長く愛用するためには湿気対策は欠かせません。使用後はバルブを開けて内部の湿気を抜き、陰干しでしっかり乾燥させましょう。
汚れは中性洗剤を含ませた布で拭き取ります。強い洗剤やブラシはコーティングを傷めるので避けてください。長期保管では軽く巻くか、可能であれば広げた状態でクローゼット最上段に立て掛けるとウレタンの復元力が保たれます。年に1回は空気漏れチェックを行い、穴を見つけたらリペアキットで早めに補修すれば寿命が1年以上伸びるケースもあります。
インフレーターマットは、フローリングに直接敷くと結露が発生しやすいため、ジョイントマットやラグを間に挟むと断熱と滑り止めを両立できます。冬は断熱アルミシートを追加すると体感温度が約2℃上昇し、朝の冷え込みが緩和されるでしょう。畳に敷く場合は週1回ほどマットをめくって畳を換気し、カビを防ぎたいところです。
クッションフロアやカーペットなら床傷の心配は少ないですが、ホコリが溜まりやすいので掃除機でのメンテナンスを忘れないようにしましょう。床暖房と併用するときは、インフレーターマットが熱を遮る場合があります。室温が上がりにくいと感じたら設定温度を1段階上げるか、マットを半分だけ敷いて熱循環を確認すると快適性を維持できます。
インフレーターマットを家で使うときのインテリア性を高める工夫
インフレーターマットを家に置きたいと考えても、今のインテリアと調和するのか不安になる方も多いでしょう。
アウトドア特有のインフレーターマットのビビッドカラーが気になる場合は、ベッド用ボックスシーツで覆うと気にならないのでおすすめです。リネンやコットンの落ち着いた色を選べば北欧や韓国風インテリアとも調和します。ピロートップや厚手の敷きパッドを重ねると寝心地がアップし、マットの保護にもなるため一石二鳥です。
使わない日中、インフレーターマットは立て掛けるだけでなく、バンドで固定して円柱クッションのようにディスプレイするアイデアも面白いでしょう。最近はおしゃれな収納バッグも増えているので、リビングに無造作に置いて背もたれクッション代わりにしてもアウトドアギアとは気づかれにくいものです。
インフレーターマットを家で使うと災害時にも役立つ
実は、インフレーターマットは災害時にも役立つことをご存知でしょうか。
自動膨張するインフレーターマットは、停電して暗いときでも簡単に膨らませられます。また、一つ備えておけば、万が一の災害時、避難所泊や車中泊をする際に、硬い床と冷気から体を守る大きな武器になってくれるのです。軽量コンパクトで持ち出しやすく、家族分の数を備蓄しても収納負担は小さいでしょう。
災害時、硬い床での避難生活で睡眠不足が続くと免疫力低下や腰痛悪化が懸念されますが、インフレーターマットがあれば体圧分散と断熱を確保し、疲労蓄積を軽減できます。
日常からキャンプや自宅で使いこなしておけば展開手順を体が覚えてくれるので、非常時に慌てずに済みます。電動ポンプとエマージェンシーブランケットをセットで保管しておくと、寒冷期の避難でも短時間で快適な寝床を準備できるでしょう。
家で使えるおすすめインフレーターマットといえばTOKYO CRAFTSのGRインフレーターマット
TOKYO CRAFTSのGRインフレーターマットは、厚さが10cmあるので、キャンプや車中泊などのアウトドア環境ではもちろん、家でも快適に使用できます。
身体をしっかり支える高密度ウレタンフォームとセルフインフレーションの組み合わせにより、空気の注入・排出にかかる時間と手間を大幅に削減。R値試験や荷重試験、耐圧試験などを行い、アウトドアでの過酷な環境にも対応できる耐久性・保温性を兼ね備えたマットに仕上がっています。
コンパクトに収納できるため、あらゆるシーンで“上質な眠り”をいつでもどこでも手に入れられるでしょう。横74cm×縦200cmのシングルサイズと横135cm×縦200cmのダブルサイズの2種類あります。
まとめ:インフレーターマットは家で使うのもおすすめ!
インフレーターマットを 家で使うという発想は、来客対応・省スペース化・防災備蓄という3つの課題を一挙に解決する、現代ライフスタイルにぴったりの選択肢です。
厚みやR値といった基本スペックを押さえ、床材に応じた結露対策やメンテナンスを実践すれば、キャンプ初心者でも安心して自宅の主力寝具として運用できます。ベッドを置こうか迷っているなら、まずはインフレーターマットで寝てみて、スペースとコストの自由度を体感してみてください。
1枚でアウトドアと日常、平常時と非常時をシームレスにつなぐ。それが多機能寝具としてのインフレーターマットの真価だと言えるでしょう。