開発背景
アウトドアの醍醐味は、自然の中での自由な時間。それを支えるギアも、使いやすくてシンプルなものが求められます。
市場には数多くの拡張製品がありますが、その多くはサイズの拡張に重点を置いています。
私たちが目指したのは、ソロキャンプからファミリーキャンプまで、幅広いシーンに対応できる“スタイルの拡張“です。
それぞれのキャンプシーンに合わせた拡張機能を追求し、“もっとシンプルに、もっと自由に“との想いから、「コードユニット」の開発が始まりました。
この形ができるまで
開発当初から拡張機能を追求するために、“脚“のデザインにこだわりました。
初期の企画段階ではIラインの脚を考えていましたが、組み立て工程の軽減や耐久性の向上、安定感、もっと改良ができるのではないかと試行錯誤していました。
そんな中、 “コサイドテーブル“の構造が目に留まりました。コサイドテーブル（※）の脚をロックするための金具がクロスしている。これをみてひらめいたのがコードユニットの最大の特徴である“X型スタンド“の脚部構造です。
Iラインの脚よりも耐久性に優れ、畳んだ時のスリムさ、そして、部品が少ないため軽量化とコスト抑制のメリットを兼ね備えた万能な製品になると考えました。
※コサイドテーブル 
万能なコードユニット製品を目指し、企画開発に取り掛かりました。縦にも横にも簡単に拡張可能で、人数や使用スタイルに応じて自由に形を変える製品として、細部にもこだわっています。
まず、フックデザイン（①）を追加。これにより、物をかける、吊り下げるなどのオプションを使用できるようになり、キャンプギアとしての機能性が大幅に向上しました。さまざまなアクセサリーを自在に組み合わせることで、使い方の幅が広がります。
次に、ロック機構（②）を導入しました。これは、開閉時の安定性を確保するための改良です。特に開き方向へのロック機構を追加することで、使用中の安定性が向上し、より安心して使用できるようになりました。
さらに、脚部の形状（③）を改良することで、がたつきを防止。さらにオプションパーツを容易に取り付けられるようにしました。これにより、使用環境に応じた柔軟なカスタマイズが可能となり、キャンプのシーンに合わせた最適な使い方が実現しました。
※天板とXスタンド連結部分のフックを追加
製品設計において特に苦労したのは、パーツ数を最小限に抑えつつ、強度と使いやすさを両立させることでした。耐荷重をクリアするために、天板に引っかけるフックを追加し、安定性と簡便性を同時に実現する設計を採用しました。
また、積み上げた際も安定するよう、脚部下の凹凸のデザインにより、脚同士がしっかりと噛み合い、簡単に組み立てられるだけでなく、ある程度の強度も保てるように。シンプルな見た目を維持しつつ耐久性を向上させています。
こうして完成した「コードユニット」は、多機能で拡張性に優れた理想的なキャンプギアとなりました。
脚を増やすことで、テーブルや棚としての使用が可能になり、さまざまなアウトドアシーンにも対応できるように設計されています。また、組み立てが簡単で、フラットに収納が可能という大きな利点が生まれた製品となりました。
「コードユニット」は単なるひとつの製品にとどまらず、未来のキャンプライフの基盤となるアイテムです。ユーザーの自由な発想を形にし、次世代のキャンプ文化を革新するための鍵として開発しました。
今後もさらなるギアの追加や新しいギミックを取り入れ、「コードユニット」の可能性を無限に広げる挑戦を続けていきます。
たどりついた形
コードユニットは、ユニットの拡張や組み合わせにより、さまざまな機能を集約し、新しいスタイルを生み出すアイテムとして誕生しました。
前後左右、上下の三方向に自在に組み合わせることができ、テーブルやラック、収納棚などをオプションで追加、必要に応じて機能拡張が可能です。
製品同士を上下に積み上げたり、横に繋げたりすることで、自由なレイアウトを実現。
ものを掛ける、置くなどの使い方に加え、複数のユニットを組み合わせることで、用途に応じた最適な構成を簡単に作り出すことができます。
トップボードは、スタンド同士を連結してテーブルやシェルフとして使用できるオプションパーツで、自分好みにアレンジ可能です。
その他にも、スタンドに設置できるソフトクーラーボックス【キバ ソフトクーラー】などコードユニット用のオプションアイテムを多数ラインナップしています。
ソフトクーラー「キバ」
焚き火台「メバ」
マルチバッグ&バケットシェルフメッシュ
「機能」と「スタイル」を自在に拡張できる新しいシステムプロダクトが「コードユニット」です。
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