ソフトクーラーボックス
ソフトクーラーボックスの魅力や選び方を解説!保冷力を保つポイントも紹介
キャンプ・ピクニック・海水浴などさまざまなシーンで大活躍するソフトクーラーボックス。食材・生鮮食品・飲み物を冷えたまま保管し運ぶために欠かせないアイテムです。
アウトドアシーンだけではなく、運動会・ランチタイム・買い物などさまざまなシーンで気軽に利用できるため人気があります。
ソフトクーラーボックスとは?
クーラーボックスは、ソフトタイプとハードタイプの2種類があり、ハードクーラーボックスはその名の通り頑丈で重いのが特徴。その分高い断熱性能を持ち保冷力も長時間キープできます。
ソフトクーラーボックスは軽くて柔らかいため、使わないときは折り畳んで収納したり持ち歩いたりが簡単です。サイズ展開も豊富で、デザインバリエーションもたくさんあるため選択肢が多いのも魅力でしょう。
今回は、夏に1つ持っていると便利なソフトクーラーボックスについて、魅力・特徴・選ぶときに考えたいポイント・効果的な使い方などをご紹介します。
この夏「ソフトクーラーボックスを買おうかな」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
ソフトクーラーボックスの魅力
ソフトクーラーボックスは、国内外のアウトドア製品メーカーなどから多くの種類がリリースされています。メーカーやブランドによって個性もさまざまですが、共通する魅力があります。
魅力①軽量でコンパクトな製品が多い
長時間の使用に向いているハードクーラーボックスとは異なり、ソフトクーラーボックスの場合は、数時間から一晩くらいの使用に適しています。
そのため、デイキャンプ〜1泊2日のキャンプ・ピクニック・ランチタイム・食品の買い物など、気軽に使える軽量でコンパクトな製品が数多く展開されており、選択肢が多いのも魅力でしょう。
初めてクーラーボックスを使う人でも小さいサイズなら気軽に利用できます。
魅力②デザインやスタイルのバリエーションが豊富
サイズ展開はあるものの、デザインは長方形の箱型がほとんどのハードクーラーボックスとは違い、ソフトクーラーボックスはデザインやスタイルのバリエーションが豊富です。
オーソドックスな長方形のボックス型・トートバッグ型・背中に背負えるリュック型・小さなランチボックス型・ショルダーバッグ型・バケツのような円筒型などさまざまなタイプがあります。
外側に使用している素材もバリエーション豊富で、多くのカラーや柄が展開されているのも嬉しいところです。
魅力③収納力が高い
ソフトクーラーボックスは「折り畳める」ので、使用しないときは簡単に収納できるのが魅力です。
キャンプに出かけるときに大容量のソフトクーラーボックスに食材や飲み物をたくさん詰め込んでも、中身がなくなれば折り畳んでコンパクトにでき、帰りの車の中の邪魔になりません。
また、普段使用していないときは畳んでおけるので、引き出しや棚など収納場所に困らないでしょう。
買い物のときも、ハードクーラーボックスを持っていくのは大変ですが、ソフトクーラーボックスならショッピングバッグの中に畳んで収納して持っていけるので携帯も楽です。
魅力④コスパが高い製品が多い
ソフトクーラーボックスは容量のバリエーションも豊富ですが、全体的にコスパが高い製品が多く、気軽に購入できます。
毎日のランチボックス入れ用には小さいタイプを、週末のキャンプには大容量の大型のタイプを、など使用目的によって、サイズやデザイン違いのものを複数個買い揃えられる値段なのも魅力です。
ソフトクーラーボックスの選び方
ソフトクーラーボックスは、デザイン・スタイル・素材・容量・機能性などバリエーション豊富に展開されているので、何を基準に選んでいいのか迷ってしまいます。
そこで、選ぶ際のチェックポイントをご紹介しましょう。
選び方①人数によって適切な容量が違う
まず考慮したいのが、ソフトクーラーボックスを「使用する人数」「使用するシーン」になります。それによって最適な容量が異なるからです。
- 自分用の昼のランチボックスを入れて仕事場に持って行きたい
- 買い物用に使いたい
- カップルでピクニックの際に使いたい
-
4人家族でデイキャンプに行きたい
など、主に使用したいシーンと人数を決めてから、サイズ(容量)を選びましょう。
1泊2日のキャンプを想定した目安としては……
- 30Lくらいなら大人2人
- 40Lくらいなら大人2人と子ども1人
- 50Lくらいなら大人3人
- 60Lくらいなら大人4〜5人
もちろん個人差があり、持っていく食材や飲料の消費量にもよるため、一概には決められませんが、ある程度の目安として参考にしてください。
また、容量以外にも2Lペットボトルやワインボトルなど、長いボトルを立てて収納したい場合は「内側の高さ」も確認したほうがいいでしょう。
選び方②保冷力は断熱材によって決まる
クーラーボックスで気になるのは「保冷力」。これは製品が使用している断熱材の種類や厚さによっても異なります。
ハードクーラーボックスの場合は、軽くてリーズナブルな「発泡スチロール」。
その約1.5倍の断熱効果があり、保冷力・重量・値段のバランスがいいために多く使われている「発泡ウレタン」。
非常に高い断熱効果があり保冷力も抜群ながら、高価で重量があるため、主に釣り用のハードクーラーボックスに用いられる「真空断熱パネル」があります。
一方で、ソフトクーラーボックスで使用されている断熱材は、「アルミニウム」「ポリエチレン」「ポリエステル」のいずれかを使ったものか、複数を組み合わせたものがほとんどです。
断熱材は厚みがあればあるほど保冷力が高くなります。断熱材は一般的に10mmくらいの厚さですが、保冷機能が高い製品では20mm程度のものもあります。
ピクニックやデイキャンプなど短時間で使用するのか、1泊2日のキャンプで使用するのかなど、使用時間の長さも考えて選んだほうがいいでしょう。
▪︎アルミニウム
アルミ箔・アルミ蒸着フィルムとして、低価格な製品や薄く折り畳める製品に使用されています。ランチボックス入れや日常的な買い物用など、短時間の使用に向いている素材です。
▪︎ポリエチレン
断熱性が高いために、ソフトクーラーボックスの素材としては主流。低価格〜高価格モデルまで幅広く使用されている素材です。
▪︎ポリウレタン
優れた断熱性があり保冷力も高いため、高性能モデルに使用されていることが多いです。その分、コンパクトに折り畳むのは難しいという一面も。
選び方③機能性にも注目
購入時には外側と内側の機能面も確認しましょう。
【内側の機能】
- 食材や飲み物などを分けて収納できる「仕切り板」が付いている
- 保冷剤を入れるポケットがある(上部の蓋裏にあるのがベスト)
-
内側のライナーが取り外し可能で丸洗いできるものだとメンテナンスが楽
【外側の機能】
- 蓋に冷気の流出を最小限にする小窓が設けられている(ペットボトルを1本だけ取り出したいときに、小窓があれば蓋を全開する必要がないので冷気が保てる)
- 畳んだときの状態を固定するベルトが付いている
- 外側にポケットやカラビナループなどが付いている
- ハンドルだけではなくショルダー紐も付いていると肩にかけられて便利
- 底に底鋲が付いていると地面に直接置いても汚れにくい
選び方④収納時にコンパクトになる製品が便利
ソフトクーラーボックスは、使用しないときにコンパクトに畳めるような工夫がされているものが便利です。
ただし、厚手の断熱材を使用した頑丈な作りの大容量タイプは小さく折りたたむのは難しいでしょう。
使用目的を考えて「収納性の高さを優先する」か「強度・容量・保冷力の高さを優先する」を考えて選んでください。
保冷力を長続きさせるためのポイント
ソフトクーラーボックスは、高機能なハードクーラーボックスと比較すると保冷力が劣ります。しかし、ちょっとした工夫で冷たさを長続きさせることは可能です。
複数のクーラーボックスを使い分ける
暑い時期のアウトドアで使用するときは、ソフトクーラーボックスを複数持っていくのもおすすめです。
たとえば、
- 皆が頻繁に開けて取り出す冷たい飲み物を専用に入れるボックス
-
夕食に使用する食材を入れるボックス(夕食作りまでは開ける必要がない)
というように分けて保存すると、全部まとめて1つのボックスに入れるよりも保冷力は衰えません。
保冷剤を工夫してセットする
保冷剤を入れるときにも工夫が必要です。冷たい空気は「上から下」に移動する習性があります。
保冷剤をソフトクーラーボックスの下に設置すると、全体に冷気が回るのに時間がかかってしまうのです。食材や飲料を全部詰めてから、保冷剤を一番上に乗せてください。
また、隙間がたくさん空いていると保冷力は落ちやすいもの。サイドにも保冷剤を入れるか、凍らせた水のペットボトル・果物・濡れおしぼりで空間を埋めるのもおすすめです。
地熱を避けるためにスタンドを活用する
いくら高性能のソフトクーラーボックスでも、真夏の直射日光が降り注ぐ地面に置いては保冷力も衰えてしまいます。
冷たさを長持ちさせるには、日差しと地熱を避けるため、日陰で地面から離れた場所に置くことが大切です。折り畳み式の「クーラースタンド」を利用してください。
クーラースタンドは、リーズナブルなものから、クーラーボックスに合わせてサイズ調節や高さ調節ができる高機能なものまでさまざま。
組み立てが簡単・耐荷重がある・サビに強い素材・持ち歩きしやすい収納袋付きなど、利便性の高いものがおすすめです。
自分のスタイルに合うソフトクーラーボックスは夏に活躍すること間違いなし!
さまざまな場面で大活躍してくれるソフトクーラーボックス。
購入する際は、今回ご紹介した選ぶ際のポイントを参考にして、自分の使用目的や使うときの人数なども考え、ライフスタイルに最適な製品を選んでくださいね。
きっとこの夏は大活躍してくれること間違いありません!