Wear
アウトドアウェアとは、アクティビティを快適に楽しめる、さまざまな機能が備わったウェアのこと。アウトドアウェアのブランドだけでなく、キャンプ用品を扱うメーカーでも、アパレル商品が充実しています。最近では、制服買取や制服ユニフォーム買取、中古制服販売など、制服リユース市場も注目されています。一言でアウトドアウェアといっても、さまざまな機能を持つ多くのアイテムがあり、どれを選べばいいか迷う方は多いはず。そこで、アウトドアウェアの役割や主なアイテム、選び方のポイントについて紹介します。
アウトドアウェアの役割
アウトドアウェアは製品によって
- 防水性
- 透湿性
- 撥水性
- 防風性
- 保温性
- 速乾性
- ストレッチ性
- 軽量性
- UVカット効果
- 難燃性
- 防虫性
- 収納性
など、さまざまな機能が備わっています。
着用する環境に適応する機能が備わったウェアを選ぶことで、過酷な環境でも快適にアクティビティが楽しめます。
例えば、夏キャンプに適したTシャツは、動きやすさを確保するストレッチ性、汗をかいてもすぐ乾く速乾性、紫外線をブロックするUVカット効果、焚き火の火の粉で燃えにくい難燃性などの機能を装備。
また登山用レインウェアには、長時間の土砂降りに耐える防水性、激しい活動による身体の蒸れを衣服外に逃がす透湿性、冷たい風を通さない防風性などが備わっています。
近頃はトレンドを押さえたデザインのアウトドアウェアが増えており、機能性ウェアとしてだけでなく、ファッションアイテムとしても人気です。
アウトドアウェアの種類
アウトドアウェアの中から、アウターについて詳しく紹介します。
種類①ソフトシェル
ソフトシェルとはアウターとしてだけなく、アウターの下に着る中間着としても活躍するアイテム。普段着でいえば、パーカーやトレーナーのような役割を果たします。
ストレッチ性に優れているので動きやすく、防風性も高いので、冷たい風による体温低下を防ぎます。撥水性もあり、小雨程度なら充分しのぐことが可能です。
厚手生地のものは保温性にも優れており、寒い時期にアウターの下に着ることで体を温める役割があります。
種類②ハードシェル
ハードシェルとは、長時間の強い雨風をしのげる防水性・防風性が備わったアウターです。名前の通り生地は硬く、動きやすさはソフトシェルに劣ります。
ゴアテックスなど防水透湿素材を用いた製品は、防水性だけでなく透湿性にも優れています。身体の蒸れが放出できるので、暑い時期や動きの激しいアクティビティでも快適でしょう。
ハードシェルはキャンプ・登山・釣りなどアウトドアや、通勤・通学など日常生活で、レインウェアとして活躍します。
さらに保温性も兼ね備えた製品であれば、冬登山・スキー・スノ―ボードなど、過酷な環境でのアクティビティでアウターとしても用いられます。
種類③ウィンドシェル
ウィンドシェルとは、防風性に特化したアウターです。衣服内に風が入らず、体温低下が防げます。
またストレッチ性に優れて動きやすく、非常に軽量で持ち運びやすいのも特徴。日常的にバッグに入れて、羽織として使うのもおすすめです。
種類④レインウェア
レインウェアは、雨を防ぐウェアの総称です。先述したハードシェルは、レインウェアとしても使えるアイテムです。
なかでも、ゴアテックスなど防水透湿素材を使用した製品は、防水性とともに透湿性も優れています。夏キャンプや運動量の多い登山で、雨に降られても快適です。
種類⑤アウトドアベスト
体温調節に重宝するのがアウトドアベストです。袖は無いですが体幹部が包まれるので、見た目よりも身体が温められます。
アウトドアベストは洗い物などで袖をまくる必要がなく、作業がスムーズ。
キャンプや釣りにおすすめなのが、ポケットがある収納力に優れたベストです。グローブ・ライター・釣り道具などがパッと取り出せて、ものを探す余計な手間を減らせます。
アウトドアウェアの選び方
アウトドアウェアを選ぶ際は、次の4つのポイントを押さえましょう。
- 動きやすい服装を選ぶのが1番重要
- 季節に適した素材・機能性を選ぶ
- 着回しできる服を選ぶと◎
- 収納性も考えよう
各ポイントについて、詳しく紹介していきます。
選び方①動きやすい服装を選ぶのが1番重要
キャンプでは、荷物の運搬やテントの設営、撤収、火起こしなどで、腕を大きく伸ばしたり、起居する場面が頻繁にあります。そのためアウトドアウェアは動きやすさが最も重要。
動きを妨げないストレッチ性に優れたものや、腕など関節周りのカッティング工夫された製品を選びましょう。
選び方②季節に適した素材・機能性を選ぶ
アウトドアウェアは、着用する季節ごとに適した素材や必要な機能が違います。着用シーンをしっかり想定した上で、製品を選びましょう。
-夏はUVカットができる素材を
肌に炎症を起こし、シミやしわを作る紫外線。紫外線の一部は、布地を通して肌まで届きます。紫外線が強い時期は、UVカット効果の高いウェアがおすすめです。
-肌の露出を無くし虫刺され予防を
夏キャンプでは、ついつい露出が多い服装を装備します。しかし、この時期は虫の多い季節でもあります。
蚊やハチ、アブ、マダニなどに刺されないよう、長袖・長ズボンの着用が望ましいです。どうしても暑い場合は、半袖の上から長袖シャツを羽織る方法もあります。>
また、虫が嫌がる防虫性の高いウェアを選ぶのも効果的です。
-冬は防寒対策ができる素材を
冬キャンプは寒すぎて、完全防寒しないと思いきり楽しめません。さまざまなアイテムを使い、しっかり防寒対策しましょう。
代表的な防寒素材は、フリースやダウン。静かに座っていることも多いキャンプでは、できるだけ厚手のものを選ぶと安心です。
その他にも保温性・速乾性が高いメリノウールのインナーや、発熱素材のインナー、裏地に体温を反射するアルミ素材が貼られたアウターなどがおすすめです。
-焚き火には燃えにくい素材を
キャンプで焚き火を楽しみたいなら、難燃性の高い素材のウェアを選びましょう。
コットンは、火の粉が付いても穴が空きにくい素材です。また、コットンとポリエステルの混紡素材であるポリコットンも比較的燃えにくい素材といえます。
コットン以外でも難燃加工されたウェアなら、安心して焚き火が楽しめるでしょう。
選び方③着回しできる服を選ぶと◎
過酷な環境でも快適に過ごせるアウトドアウェアは、通勤・通学など日常的に着用できます。
通勤や通学、ちょっとしたお出かけで着用するなら、シックなカラーやシンプルなデザインのウェアがおすすめ。カジュアルすぎずに、都会的でおしゃれな着こなしを楽しめます。
選び方④収納性も考えよう
アウトドアウェアは、気候や気温に合わせて頻繁に脱ぎ着します。そのため、使わないときはバックにすっきり収納できるものが便利です。
収納袋やポケット部分に収納できる、パッカブル仕様のウェアであれば、バッグにすっきり収まり、シワにもなりにくいでしょう。
アウトドアに適した服装は?
キャンプに適した服装を季節ごとに紹介します。
春キャンプ
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日中は暖かくても、朝晩の冷え込みが厳しい春キャンプ。重ね着による、体温調整が必要です。
Tシャツやシャツの上に、ソフトシェルやパーカーを重ね、さらに肌寒い日はウィンドシェルやマウンテンパーカーを重ね着しましょう。
山間部や風の強い海辺でのキャンプは、朝晩はかなり冷え込みます。夜間の寒さ対策に、フリースジャケットや薄手のダウンジャケットなどを持っていくと安心です。
夏キャンプ
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猛暑が続く昨今、夏キャンプは暑さ対策が重要。インナーやTシャツは速乾性の高い製品や、冷感接触素材のものを選ぶと快適に過ごせます。
また一日中屋外にいるため、日焼け対策も必要です。急激な日焼けは、赤くなるだけでなく痛みを伴うことも。日焼けしたくない人は、長ズボンを着用したり長袖シャツを羽織ったりするといいでしょう。また、UVカット効果のあるTシャツやパーカーもおすすめです。
山間部や風が強い海辺のキャンプ場は、朝晩冷えることも多いので、必ず一枚は長袖が必要です。長袖・長ズボンは虫刺されの予防にもなります。
秋キャンプ
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春キャンプ同様、一日の寒暖差が激しい秋キャンプ。春キャンプのように、重ね着による体温調整が必要です。
暖色など秋らしいカラーを使い、春キャンプとは違ったおしゃれを楽しむのもおすすめです。
冬キャンプ
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防寒対策が重要な冬キャンプ。じっとしていても寒くないよう、厚手のダウンジャケットは必需品です。
ダウンジャケットの中には、インナーダウンやフリースジャケットで保温性を高めましょう。さらにメリノウールや発熱素材のインナーを着用するとより防寒対策になります。
静かに座っている時間も長いキャンプでは、下半身も冷えてきます。パンツの下にレギンスやタイツ、もしくはパンツの上にダウンパンツなどを重ね着するといいでしょう。
また首・足首・手首が露出していると、衣服内に冷気が入ってきます。マフラー・ネックウォーマー・手袋・厚手の靴下・ブーツなどで肌が露出しないよう、しっかり覆いましょう。
頭部も冷えるため、ニット帽や耳当て付きの帽子、フェイスマスクなどの着用もおすすめです。
適したアウトドアウェアを着用して快適にキャンプをしよう!
さまざまな機能が備わり、アウトドアの過酷な環境でも快適に過ごせるアウトドアウェア。着用する季節や気候に合わせて、必要な機能が備わったウェアを選びましょう。
近年、アパレル部門に力を入れているキャンプメーカーもかなり増えています。キャンプにぴったりのウェアが多数販売されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
ぜひお気に入りのアウトドアウェアを選んで、キャンプをおしゃれに快適に楽しんでください。