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2026.09.03
雨キャンプの持ち物チェックリスト|設営・撤収・帰宅後まで
雨キャンプの準備では、晴れの日の装備に雨具を足すだけでなく、寝具を濡らさないことや、濡れたテントを持ち帰ることまで考えておく必要があります。現地で慌てないためには、出発前に「濡らさない物」と「濡れてもよい物」を分けておくことが大切です。
この記事では、雨キャンプの持ち物を「必需品」と「あると便利なもの」に分けました。最初のチェックリストで荷造りを済ませ、その後の解説で使い方や設営・撤収の順番を確認できます。
晴天時も含めた基本装備は、キャンプの持ち物ガイドをご覧ください。
自然とともに、澄んだ時間を生きる。
TOKYO CRAFTSは、「言語化できない満足感を。」を起点に、自然とともにある時間をより深く味わうためのプロダクトをつくる、日本発のキャンプギアブランドです。
雨キャンプの持ち物チェックリスト【必需品・あると便利】
雨キャンプの必需品
服装・雨具
- □ 上下セパレートのキャンプ用レインウェア:人数分
- □ 水が入りにくく、ぬかるみでも滑りにくい靴:人数分
- □ 替えの靴下:1人につき1組以上
- □ 濡れたときの着替え:人数分
- □ 濡れても扱いやすい作業用手袋:設営・撤収をする人の分
- □ 防滴仕様のヘッドライト:設営・撤収をする人の分
テントの設営用品
- □ 使用人数と荷物量に合うテント
- □ テントに適合するグランドシートまたはフットプリント
- □ ペグ:テント・タープの取扱説明書に記載された本数
- □ ペグハンマー
- □ ロープ・自在金具:取扱説明書に記載された本数
- □ 入口に敷くシートまたはマット
荷物を濡らさない用品
- □ 寝具用の防水袋
- □ 着替え用の防水袋
- □ 電子機器用の防水袋
- □ 食料用の防水袋またはふた付きケース
- □ テント用マットまたはコット:床からの冷えや湿気を抑えたい場合
撤収・持ち帰り用品
- □ 濡れたテントやタープが入る大型袋
- □ 泥の付いたペグやグランドシートを分ける袋
- □ 吸水クロス:滞在中に使う分と、撤収用に乾いたまま残す分
- □ 帰りに履く靴または替えの靴
- □ 帰りに着る服と靴下
- □ 車内への水漏れを防ぐ防水シートまたはトレー
雨キャンプにあると便利なもの
- □ タープ:設営・撤収や調理をする雨よけとして
- □ 場内移動用の傘
- □ 靴や雨具を置くトレー
- □ 荷物を地面から離すラックや収納箱
- □ 予備のごみ袋・チャック付き袋
- □ 予備のライトとモバイルバッテリー
- □ 折り畳みバケツ
- □ 防水仕様の帽子


本文のチェック欄では、人数分や必要本数まで確かめてください。
雨キャンプに必要なものと選び方
レインウェアは上下セパレートを人数分用意する
設営や撤収では、ポールを組み立てる、ペグを打つ、荷物を運ぶといった両手を使う作業が続きます。傘より動きやすく、足元まで覆える上下セパレートのレインウェアが向いています。
フードをかぶった状態で左右が見えるか、しゃがんだときに動きを妨げないかも確認しておきましょう。傘は設営用ではなく、トイレや管理棟への短い移動用に分けると使いやすくなります。
テント・タープ・グランドシートは組み合わせを確認する
雨の日は、テント内に濡らしたくない荷物を置く余裕が必要です。就寝人数だけで選ばず、寝具と荷物を入れた状態で動ける広さがあるかを見ることも大切です。
グランドシートは、テントの床からはみ出さないサイズを使います。外へ出た部分に雨が当たると、水を床下へ呼び込むためです。適合サイズと敷き方は、テントにグランドシートは必要?でも解説しています。

タープは雨を避けられる作業場所を広げられますが、風が強い日は大きな幕体ほど扱いに注意が必要です。天候と製品の使用条件に合わない場合は、設営しない判断も必要です。
雨で緩んだ地面に対応できるペグを選ぶ
雨を含んだ地面では、晴天時よりペグが効きにくくなることがあります。柔らかい土には、地面に接する面積が大きいV字・Y字・U字型や、普段より長めのペグが候補です。硬い土や石混じりのサイトでは、打ち込みやすい鍛造スチール製や高強度アルミ製が使われます。詳しい違いは、ペグの種類と地面別の選び方で確認できます。
持参する本数は、テントとタープの取扱説明書を基準にしてください。ロープやペグを省いて設営すると、幕体を指定どおり固定できません。
寝具と着替えは別々の防水袋に入れる
寝具、着替え、電子機器、食料を一つの袋に入れると、物を出すたびに雨が入り、濡れた物も混ざります。それぞれを小分けにし、一つの袋が濡れても被害が広がらないようにします。
キャンプ用マットや寝袋も、使用直前まで防水袋から出さないほうが安心です。収納箱を使う場合は、ふたの上に水がたまらない場所へ置きます。
吸水クロスと大型袋は撤収用を残しておく
吸水クロスを設営中に使い切ると、撤収時に幕体や道具の水滴を拭けません。撤収用は防水袋へ分け、乾いた状態で残しておきます。
テントやタープは、濡れると元の収納袋へ収まりにくくなります。大型袋は、濡れた幕体を無理に畳まず持ち帰れる大きさを選んでください。帰宅後すぐに出して乾かすため、一時収納用として使います。
雨キャンプへ行く前に確認したい中止・避難の目安
雨具やタープがあっても、大雨、雷、河川の増水、土砂災害、暴風の危険は防げません。キャンプ場や自治体から閉鎖・避難の案内が出ている場合は、出発や設営を中止し、案内に従います。
| 確認する状況 | 取る行動 |
|---|---|
| キャンプ場から閉鎖・避難の案内が出ている | 出発や設営を中止し、案内に従う |
| 大雨・洪水・土砂災害・暴風の警報が出ている | 延期や場所変更を検討する。川沿い、沢沿い、崖下、低地には近づかない |
| 雷ナウキャストの活動度2〜4が表示されている | 屋外作業を止め、建物や自動車へ避難する |
| 雷鳴が聞こえる、または稲光が見える | 雷までの距離を判断せず、すぐに避難する |
| 排水が追いつかない、幕体やポールを安定させられない | 設営を続けず、管理者へ相談して移動・撤収する |
出発前と現地の雷対策には、雷の発生状況と1時間先までの予測を見られる気象庁の雷ナウキャストがおすすめです。活動度1は「1時間以内に雷が発生する可能性がある」段階です。避難先を決め、すぐ移動できるよう準備します。活動度2〜4が表示されたときや、雷鳴・稲光を確認したときは、設営や撤収を止めて安全な場所へ避難してください。

出発前にキャンプ場へ確認しておきたいのは、サイトの排水状態、車の横付け、避難できる建物、悪天候時の営業状況、キャンセル規定です。川沿いのキャンプ場では、現地だけでなく上流側の天候も増水に影響します。

雨キャンプの設営手順|濡らしたくない荷物は最後に出す
雨の日は、荷物をすべて降ろしてから設営を始めると、寝具や着替えまで濡れてしまいます。車を停めたら、次の順番で作業します。
- 車外へ出る前にレインウェア、手袋、ヘッドライトを着ける
- 荷物を降ろす前に、サイトの傾斜と水の通り道を見る
- ペグ、ロープ、テントやタープなど、最初に使う道具だけを出す
- 雨を避けられる場所ができたら、入口用のシートやトレーを置く
- 寝具、着替え、電子機器など、乾いた荷物を最後に運び込む
テントやタープの設置場所は、水の流れ道を避け、水がたまりにくい場所を選ぶことが大切です。低くくぼんだ場所、沢沿い、崖下、周囲から雨水が集まる場所には設営しません。テントは取扱説明書どおりに組み立て、ロープやペグも省略せずに使います。
雨を避けようと急ぐと、ポールの差し込み不足や、幕体を無理に引っ張る原因になります。雷鳴が聞こえたときや、風で幕体を安定させられないときは作業を中断してください。
専用ルーフシートの一例として、エフィカ ルーフシート 遮光プラスを紹介します。ルーフシートは製品ごとに形状や固定位置が異なるため、使用するテントに適合するものを選んでください。

雨キャンプ中の濡れ・泥対策|入口で汚れを止める
入口付近を濡れ物の置き場と決め、雨具、靴、泥の付いた道具をまとめます。寝具や着替えを置く場所との境界をはっきりさせることが大切です。境界が曖昧だと、出入りのたびにテント内へ水と泥が広がります。
- 靴と雨具は入口のシートやトレーに置く
- 濡れた雨具を乾いた収納箱へ戻さない
- 寝具と着替えの防水袋は、使う直前まで閉じておく
- 収納箱やバッグは、ラックなどを使って地面から離す
- 風向きが変わったら、吹き込み側の荷物を移動する
寝床へ水分を持ち込みたくない場合は、インナーマットやコットを使い、濡れた荷物を寝具の近くへ置かないようにします。
水たまりを避けるためでも、サイトへ勝手に溝を掘らないでください。キャンプ場のルールや自然環境を損なうおそれがあります。排水に問題があるときは、管理者へ相談しましょう。
雨キャンプの撤収手順|乾いた荷物から車へ戻す
雨が続いている場合、現地でテントを完全に乾かすのは困難です。雨上がりを待って帰路が遅くなるより、濡れた幕体を分けて持ち帰り、自宅で乾燥させます。
風が弱く、安全に作業できる場合は、次の順番で撤収します。
- 寝具、着替え、電子機器など、乾いた荷物を車へ戻す
- 調理器具や小物を片付ける
- テントのインナーなど、雨を避けながら外せる部分を収納する
- 泥の付いたペグとグランドシートを別の袋へ入れる
- 濡れたテントやタープを大型袋へ入れる
- ペグ穴、落とし物、ごみを確認して撤収を終える
強風時は、大きなタープを最後まで残すとかえって危険です。順番に固執せず、天候と製品の手順を優先して、早めに幕体の規模を縮小してください。
濡れた幕体、泥の付いた道具、乾いた寝具は同じ場所へ積みません。車内に濡れ物用の区画をつくり、防水シートやトレーの上へ固定します。

雨キャンプ後のテントを乾燥・保管する方法
濡れたテントをそのまま収納すると、カビや臭い、生地・防水加工の劣化につながります。帰宅後にしっかり乾かすことは、テントを長く使うためにとても大切です。
帰宅したら、テント、タープ、グランドシート、ロープ、ペグ、収納袋を分けて広げましょう。乾燥時間は素材や気温、湿度、風通しで変わるため、「一晩干したから」と時間だけで判断しません。
次の場所を手で触り、水分が残っていないことを確認します。
- 縫い目やシーム部分
- 生地の折り目
- ポールスリーブの内側
- グランドシートの裏面
- ロープの結び目
- 収納袋の底
乾かしている途中で幕体の向きを変えると、重なった部分にも風が通ります。泥は製品が指定する方法で落とし、強い洗剤や高温乾燥を自己判断で使わないでください。金属部品は水分と汚れを拭き取り、さびや変形がないか点検します。
自宅に幕体を広げる場所がない場合は、テント乾燥サービスも選択肢です。詳しい手順は雨撤収後のテント乾燥・保管で紹介しています。

雨キャンプに向くテントとレインウェアの選び方
雨キャンプ用のテントは前室・換気・設営手順を見る
雨に強いテントを選ぶときは、耐水圧の表示だけで決めず、出入口の形、前室の広さ、換気方法、設営手順まで比べることが大切です。
前室に濡れた靴や雨具を置ければ、寝室へ水分を持ち込みにくくなります。使用人数に加えて、寝具と乾いた荷物を置ける余裕があるかも確認してください。
キャンプ用レインウェアは動きやすさと視界を見る
設営や撤収に使うレインウェアは、上下セパレートで、しゃがむ、腕を上げる、ペグを打つといった動作を妨げないものを選びます。
耐水圧や透湿性に加え、フードをかぶった状態で左右を見渡せるか、袖口と裾から雨が入りにくいかも選定基準になります。

雨キャンプに役立つTOKYO CRAFTS製品
雨の日に使う装備をまとめて探す場合は、雨キャンプにおすすめのアイテムも参考にしてください。
HELEMENT Airlite 3L Rain Jacket
防水・透湿・はっ水機能を備えた、HELEMENTとTOKYO CRAFTSのコラボレーションモデルです。フードの両サイドには、キャップの上からでもフィットさせやすいストレッチバインダーを採用。フロントポケットと中央のファスナーには止水仕様を取り入れています。
HELEMENT Airlite 3L Rain Jacketの商品詳細を見る
UTアンブレラ 軽量折り畳み傘
約130gの軽量な折り畳み傘です。設営や撤収ではレインウェアを使い、管理棟やトイレへの短い移動に傘を使いたい方に向いています。
ナイトローバー 2P グレー
ソロ・デュオ向けのテントです。前室に雨具や靴を置く場合の動線、雨天時の換気、設営手順を商品ページと取扱説明書で確認できます。
エフィカ ルーフシート 遮光プラス
エフィカに取り付ける専用ルーフシートです。使用後はテント本体だけでなく、取り外したルーフシートも広げて乾燥させます。
ダイヤフォート グランドシート
ダイヤフォートTC専用のグランドシートです。床面の泥汚れを抑えたいときの候補になります。テント床からはみ出さないよう、向きと固定方法を確認して設置してください。
動画でテントの設営と居住空間を見る
出入口の形、荷物を置ける居住空間、設営後の動線は映像で確認すると具体化できます。以下はエフィカの商品ページに掲載されているTOKYO CRAFTS公式動画です。雨天時は動画だけで判断せず、製品の取扱説明書と当日の気象情報を優先してください。
雨キャンプの持ち物に関するよくある質問
雨予報でもタープがあればキャンプできますか?
タープがあるだけでは、安全にキャンプできるとは判断できません。雷、風、河川の増水、土砂災害の危険度、キャンプ場の営業・避難案内を確認し、安全を確保できない場合は中止または延期してください。
濡れたテントは収納袋に入れて持ち帰れますか?
移動中の一時収納はできますが、濡れたまま保管はできません。乾いた寝具などと分けて持ち帰り、帰宅後は速やかに広げて、縫い目や折り目、収納袋まで乾かしてください。
グランドシートは大きいほど安心ですか?
大きければよいとは限りません。テントの床からはみ出すと、露出した部分に雨水がたまり、床下へ流れ込むことがあります。使用するテントに適合するサイズと敷き方を確認してください。
雨の日はテントとタープのどちらから撤収しますか?
風が弱く安全に作業できる場合は、タープなどの雨よけを残し、小物や乾いた荷物から片付けます。風が強まっているときに大きなタープを残すのは危険です。天候と製品の手順を優先し、必要ならタープを先に撤収してください。
雨キャンプの持ち物チェックリストまとめ
雨キャンプの必需品は、体を守る雨具、テントを設営する道具、寝具や着替えを守る防水袋、濡れた幕体を持ち帰る大型袋の四つに分けると準備しやすくなります。
荷物は、人数分や取扱説明書に記載された本数まで確認してチェックします。現地では乾いた荷物を最後に出し、撤収時は最初に車へ戻すのが基本です。
装備をそろえても、危険な天候を安全に変えられるわけではありません。キャンプ場や気象機関の情報を優先し、安全に設営・撤収できない場合は予定を変更してください。

