DIAFORT開発者たちの物語
ミニマル。開放的。快適。全てを妥協しないTCテント。
TOKYO CRAFTSが手がけた初のテントです。
リリースから2年近く経った現在でも大変注目をいただいており、TOKYO CRAFTSにとってなくてはならないブランドの"代名詞"とも言える存在です。
今、私たちがウィングフォートやテンビといった新しいテントを設計、開発できるのもこのダイヤフォートがあったからだといえます。
サンプルを含め2年以上使い続けていますが、未だにこれ以上のソロテントはないと断言できるほど、快適で、それでいて美しく、このダイヤフォートをリリースできたことを誇らしく思います。
心の底から尊敬できる道具です。
開発背景
"テントを作る"
アウトドアには様々な道具が必要です。
私たちTOKYO CRAFTSは焚き火台【KUBERU】からスタートしたブランドですが、
【ソロテント】の構想はその販売前からありました。
一般的にソロキャンプ用テントといえば、居住空間が狭くテント高も低いため窮屈感が否めません。
ハイキングや登山においては収納性は価値の高い機能ではありますが、一般的なキャンプシーンにおいては収納性を犠牲にしたとしても、快適な時間を過ごしたいと考えておりました。
「窮屈なソロキャンプをもっと快適に。」
そんな思いが募り、"快適さ、機能美にこだわりつくした唯一無二といえるテントを作る"というプロジェクトがスタートしました。
初期アイデア
開発当初は、「2股ポール」と「構造テープ」をもとにした変形可能なテントとして構想されました。焚火モード、パップテントモード、就寝モードの3つに切り替え可能な多機能性を目指しました。
この形ができるまで
「ソロキャンプをもっと快適に」という基本理念に立ち返り、真に必要な機能を見極めるために、理想のテントを求めて何度も試作を重ねました。
この過程で、当初構想した変形可能なテントのデザインは見直され、視界の良さと最小限のポール使用を優先する設計に落ち着きました。
結果、ダイヤモンド形状のスタイリッシュなテントが誕生し、閉じた状態でも広々としたスペースを提供する仕様が実現しています。これは、多くの試作と改良の末に得られた成果です。
細部までこだわりを
完成形に至るまで、メッシュの配置、シワなく美しく張るための工夫、使用シーン、価格のバランスを熟考しました。
ユーザーの目線で何度もテストを重ね、都度修正を加え、完璧な製品を目指して開発を進めています。
たどり着いた形
前側は居住空間を広く確保し、後ろ側はコットを置くのに十分なスペースを提供します。
室内の高さは最大200cm以上もあり、ジッパーの高さも190㎝。
ソロテントでありながら、屈まずに荷物を出し入れでき、立ったまま着替えも可能です。
開閉可能なサイドパネルにより、夏場でも涼しく過ごせる余裕のある室内は、雨天時でもストレスなくキャンプが楽しめます。
そして何よりも唯一無二のフォルム。TOKYO CRAFTSのコンセプトである"言語化できない満足感"を十二分に味わうことができます。
タープのような開放感とプライベート空間の確保
開閉可能なサイドパネル
室内から切り替え可能なメッシュ
現代で最大の進化を遂げたソロテント。
キャンプは豊かな時間を提供してくれます。
特にソロキャンプは自然をゆっくりと楽しめる素晴らしい遊びです。
ダイヤフォートTCは、その自然の中でのひと時を、最大限まで快適に、心地よい時間にしてくれるテントです。
数あるソロキャンプ用テントの中でも最も進化を遂げたテントになったと自負しています。
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