テントのレンタル
【便利なテントレンタル】レンタルするメリットやデメリット・方法を伝授!
テントは、欠かすことのできないキャンプの必需品です。しかしほかのキャンプ用品に比べて高価なため、購入のハードルが高いのも事実です。
キャンプを始める前にテントを購入するのもいいですが、最初はレンタルで済ませる方法もおすすめ。
テントのレンタルは、費用が抑えられる以外に多くのメリットがあり、人によっては毎回レンタルで済ませた方がよい場合もあります。
そこで今回は、テントのレンタルについてメリットやデメリット、レンタル方法、注意点について詳しく紹介します。
揃えるべきキャンプ用品が多くて、テントの購入で悩んでいる初心者キャンパーの人は、ぜひ参考にしてください。
高額なテントはレンタルの選択もあり
テントは2万円以上のものが多く、調理器具やキャンプチェアなどのギアに比べ高額です。テントの購入は、揃えるべきキャンプ用品が多い初心者キャンパーには大きな負担になります。
予算内に収めるために、テント選びに妥協せざる得ない人も多いのではないでしょうか。しかし、テント購入の予算を妥協すると、機能的に物足りなさを感じることも考えられます。
また初心者でなくても、憧れの高額なテントを購入したものの、思っていた使い心地とは違っていて後悔するケースもあります。
高額なテントはいきなり購入せず、最初の何回かはレンタルにしたほうがじっくり選べるでしょう。欲しい製品を買える資金が貯まってから、または、テントの知識を増やしてから購入する方が納得する製品が手に入ります。
テントをレンタルするメリット
テントのレンタルには、以下のように多くのメリットがあります。
- 購入するよりも安い
- 保管場所を気にする必要がない
- お手入れする手間がなくなる
- 気になるテントを気軽に試せる
各メリットを詳しく紹介します。
メリット①購入するよりも安い
泊数にもよりますが、テントは数千円〜2万円程度でレンタル可能です。レンタル可能なテントの購入価格は2万円程度からで、中には20万円以上する高額な製品もあります。レンタルすることで、購入するよりも安い値段で泊まることができるでしょう。
また初キャンプでテントを張り切って購入したものの、自分にはキャンプが向いていなかったと感じる人もいます。まずはレンタルのテントで自分がキャンプに向いているか試してみるのもよいでしょう。
メリット②保管場所を気にする必要がない
特に大型テントは収納サイズが大きく、自宅での保管にスペースが必要です。また小さめのテントでも賃貸住宅などスペースが限られている場合は、収納場所に困ることがあります。
レンタルであれば保管場所が必要ないので、収納場所を気にせず気に入ったテントを選べます。
さらに、キャンプ場でレンタルしたり発送してもらうと、テントを持たずにキャンプに出かけられます。徒歩でのキャンプや車の荷室スペースが狭い場合には嬉しいポイントです。
メリット③お手入れする手間がなくなる
テントはキャンプから帰宅後に、乾燥させたり、汚れを落としたりなどお手入れが必要です。お手入れを怠ると、加水分解などでテントの品質が著しく低下します。
しかし、忙しかったりテントをテントを乾燥させる場所が無かったりと、充分お手入れができない場合があります。レンタルテントであれば、使用後そのまま返却できるので、手入れの手間が掛かりません。
メリット④気になるテントを気軽に試せる
気になるテントがあっても、自分のキャンプスタイルに合っているか不安で、購入を躊躇してしまう人も多いでしょう。レンタルなら気になるテントをリーズナブルに試せるので、使い心地に納得してからの購入が可能です。
また既にテントを持っている人でも、適した季節や使用人数が違うテントを使いたい場合もあります。違ったキャンプスタイルを楽しみたい場合にも、レンタルなら費用を抑えてチャレンジできます。
テントをレンタルするデメリット
メリットがたくさんあるレンタルですが、以下の2つのデメリットが考えられます。
デメリット①キャンプに行く回数が多い場合は購入したほうが安い
年に数回しかキャンプに行かない人は、テントをレンタルした方が費用が掛かりません。特に10万円以上もする大型のテントは、お手入れの手間や収納場所を考えても、レンタルするほうがお得でしょう。
しかし、キャンプに行く回数が多い場合は、当然レンタルの方が費用が割高になります。
デメリット②レンタルできる種類が限られている
テントをレンタルする大きなメリットの一つは、気になるブランドのテントを試せることです。実際にコールマンやスノーピークなど大手ブランドの人気テントは、ほとんどの業者でレンタルできます。
しかし、レンタルの品揃えは大手ブランドに偏りがちです。そのため、SNSで人気のガレージブランドや新進気鋭のブランドのテントを試したくても、ラインナップにない場合もあります。
テントをレンタルする手段
テントをレンタルする手段は、以下の4つの方法です。キャンプ場への移動手段やキャンプの熟練度などに合わせて、適した方法を選びましょう。
- ネット予約し自宅への発送
- ネット予約しキャンプ場への発送
- キャンプ場のレンタル
- 設営済みのテントをレンタル
方法①ネット上で依頼して自宅に届けてもらう
最近人気が高まっているのがオンラインのキャンプ用品レンタル業者です。オンラインの業者ではもちろんテントも扱っており、事前にネット予約すれば自宅へ発送してもらえます。
テントが自宅に届くので、キャンプ場を決めずにフラッと出かけたい人、スタッフが常駐していないキャンプ場を利用する人に向いている方法です。
オンラインでのレンタルの魅力は、何といってもテントのラインナップの豊富さです。さまざまなアウトドアブランドの製品がラインナップしており、一度試してみたかった憧れのテントが借りられる可能性も高くなります。
方法②キャンプ場に発送してもらう
多くのオンラインのレンタル業者では、直接キャンプ場へテントを発送してもらうことも可能です。この方法であれば、テントを持たずにキャンプ場に向かうことができます。徒歩キャンプやツーリングキャンプなど、荷物をできるだけ減らしたい場合に嬉しい方法です。
ただし、テントの受取・発送をしてくれるスタッフが常駐していないキャンプ場への発送はできません。事前にキャンプ場での受取・発送は可能か確認が必要です。
方法③キャンプ場でレンタルする
キャンプ場では、キャンプ用品のレンタルを行っている場合があり、テントのレンタルも可能です。キャンプ場のレンタルは実物を見ながらテントを選ぶことができ、スタッフからテント選びや設営に関するアドバイスなども受けやすいというメリットがあります。
ただし借りられるテントの種類が少なく、限られた製品から選ばなくてはいけません。またレンタルを行っていないキャンプ場もあるので、事前に確認が必要です。
方法④設営済みのテントに泊まる選択肢も
キャンプ場のレンタルテントには、常設だったり事前にスタッフに設営してもらえるサービスもあります。特にグランピングなどテント内に多くの家具が設置されている場合、このスタイルが多いようです。
既にテントが準備されているので、テントを設営・撤収する手間や時間が掛からず、ゆっくりキャンプを楽しめます。滞在時間の短い一泊キャンプ、設営・撤収に手間取る初心者、手の離せない小さい子供とのキャンプには嬉しいサービスです。
テントをレンタルするときに気を付けること
テントをレンタルする際は、以下の3つのポイントに気を付けましょう。
- 丁寧に扱うこと
- 到着日と返却日の指定は慎重に
- 撤収時に部品が揃っているか確認を
丁寧に扱うこと
レンタルしたテントは、常識的な使い方で細かな傷や汚れが付いても責任は問われません。ただし故意や過失による破損・著しい汚れは、修理代や新しいテントの購入代金の弁償が必要になります。
あまり神経質になる必要はありませんが、テントは丁寧に扱い、破損や汚れに気を付けましょう。
また紛失・盗難などでも弁償が必要になるので、誰もいない時に畳んだテントを置きっぱなしにしないなど注意が必要です。
業者によっては、弁償する代金の上限を設定できる有料の「補償サービス」を実施しているところもあります。心配な人は補償サービスを利用すると安心です。
到着日と返却日の指定は慎重に
オンラインの業者を利用する場合、レンタル期間の基準が業者によって異なります。
サービス開始日が業者の発送日だったり、利用者がテントを受け取る日と規定が異なるので、キャンプ開始時に自宅やキャンプ場に確実にテントが届いているよう、しっかり日程を調整しましょう。
また返却日は、発送手続き完了日に規定されています。帰宅後、忙しく発送が難しいときなどは、余裕を持って返却日を設定しておくと安心です。
撤収時に部品が揃っているか確認を
テントはペグやポールなど多くの部品がセットになっており、確認を怠ると撤収時に部品を紛失してしまう恐れがあります。
部品を紛失すると弁償の対象になる可能性もあるので、撤収時は部品の数をしっかり確認してから収納するようにしましょう。
テントのレンタルは年に数回しか行かない人におすすめ
高額なテントを割安に使えるテントのレンタル。購入すべきキャンプ用品が多い初心者や、使い心地を試したいテントがある人におすすめです。
また年に数回しかキャンプに行けない人や、自宅に充分なテントの収納スペースがない人にも嬉しいサービスです。さらに身軽にキャンプ場に出かけられるのも、レンタルテントの大きなメリットといえます。
ぜひキャンプスタイルにぴったりのテントやレンタル方法を選んで、より快適にキャンプを楽しんでくださいね。