居住性の高い2ルームテント
2ルームテントとは?メリット・デメリットや選び方のポイントを解説!
「2ルームテント」という言葉を目にする機会が増えたものの、
- 普通のテントと何が違うの?
- ファミリー・グループキャンプ以外は使いづらい?
と感じている人も多いのではないでしょうか。
特にファミリーキャンプやデュオキャンプを始めたばかりの人にとって、テント選びは悩みやすいポイントです。
最近では、居住性や快適性を重視するキャンパーを中心に、2ルームテントの人気が高まっています。
本記事では、2ルームテントの基本的な特徴から、メリット・デメリット、失敗しない選び方までわかりやすく解説します。
2ルームテントとは?
2ルームテントとは、寝室(インナーテント)とリビングスペースが一体化した構造のテントのことです。 一般的に、奥が寝室、手前がリビングや前室として使える設計になっています。
リビングスペースにはテーブルやチェアを置くことができ、 雨の日や寒い時期でもテント内で快適に過ごせるのが大きな特徴です。
他のテントとの違い
ドームテントやワンポールテントは、基本的に「寝るための空間」がメインです。くつろぐ場合は、別途タープを張る必要があります。
一方、2ルームテントは1張りで「寝る、食べる、くつろぐ」を完結できる点が大きな違いです。そのため、ファミリーテントとして選ばれることが多いです。
2ルームテントを使用するメリット・デメリット
2ルームテントは、快適性や複数人でも使いやすいなど魅力の多いテントですが、キャンプスタイルによっては扱いづらいと感じることも。
購入後に後悔しないよう、メリット・デメリットについても解説します。
メリット
2ルームテントは、インナーテントを付けることで寝室とリビングスペースの2部屋に分けることが可能です。テントの中にさらに室内ができることで、虫の侵入や雨、風を防ぎ快適にキャンプを楽しむことができます。
また、大型テントが多いため、荷物が多くなりがちなファミリーキャンプでも余裕を持って過ごせるのも魅力です。
キャノピーを跳ね上げることでタープを別で張らなくてもいいため、結果的に設営と撤収が楽になるメリットもあります。
デメリット
大型が多い2ルームテントは、収納サイズや重量があるため、移動手段が車でなければ運ぶのが難しくなります。購入前のサイズ・重量確認は必ず行いましょう。
設営に慣れが必要な場合がある点も注意が必要です。近年では設営が簡単なテントも多いですが、ポール本数が多いモデルは慣れていなければ時間がかかります。
2ルームテントの選び方
2ルームテントは種類が多く、価格帯やサイズもさまざまです。快適に使い続けるためには、自分のキャンプスタイルに合ったポイントを押さえて選ぶことが重要です。
使用人数に合ったサイズ選び
2ルームテント選びで最も重要なのが「サイズ」です。表示されている定員人数は、あくまで就寝できる最大人数であることが多く、実際に快適に使う人数とは異なる場合があります。
ファミリーキャンプやデュオキャンプでは、「実際の使用人数+1人分」を目安にすると、リビングスペースや荷物置きに余裕が生まれます。
特に子ども連れの場合は、着替え・遊びスペース・荷物の量を考慮して、やや大きめを選ぶと後悔しにくくなります。
構造を確認すると安心
2ルームテントは主に「トンネル型」と「ドーム型」の2種類の構造に分られます。
トンネル型テントは、アーチ状のトンネルのような形状で、かまぼこテントと呼ばれることもあります。ポールが全て同じ向きに並んだ構造で、初心者の方でも設営が簡単なのが魅力です。
ドーム型テントは、複数のポールをクロスさせて自立させる構造で、安定性が高く耐風性に優れているのが特徴です。
インナーテントの広さや高さも確認すべき
寝室となるインナーテントの広さや高さも、快適性に直結するポイントです。
床面積だけでなく、天井高がどれくらいあるかの確認も必須です。大人が中腰にならずに動ける高さがあると、着替えや出入りがスムーズです。また、インナーテント内に荷物を置きたい場合は、就寝スペースに余裕があるかどうかも重要になります。
リビングスペースの広さも重要
2ルームテントの魅力は、広いリビングスペースにあります。そのため、リビングの使い勝手は必ず確認したいポイントです。
これらをイメージしながら選ぶことで、「思ったより狭かった」という失敗を防げます。
雨天時や寒い時期にテント内で過ごす時間が長くなる人ほど、リビングスペースの快適性は重視したいポイントです。
オールシーズン対応しているテントがおすすめ
2ルームテントを長く使いたい場合は、オールシーズン対応モデルかどうかもチェックしましょう。
スカート付きのテントは、冬場の冷気侵入を防ぎやすく、寒い季節でも快適に過ごせます。
また、ベンチレーション(換気口)がしっかり設けられているかも重要です。夏場の蒸れ対策や結露防止につながり、快適性が大きく変わります。
収納サイズ・重量を事前に確認
2ルームテントは構造上、収納サイズや重量が大きくなる傾向にあります。そのため、購入前に以下を確認しておくと安心です。
- 車に積載ができるサイズか
- 他のキャンプ道具と一緒に積載できるか
- 持ち運びが苦にならない重量か
特にファミリーテントとして使用する場合、車載スペースとの相性は非常に重要なポイントになります。
見た目や機能性も重要
長くテントを使うためには、自分が気に入っている見た目やデザインであることも重要です。
- サイト全体の雰囲気に合うカラーか
- ナチュラル系・無骨系・スタイリッシュ系など好みに合っているか
- 圧迫感が出にくい形状か
お気に入りの見た目であれば、設営や撤収の手間も前向きに感じやすく、結果的にキャンプそのものの満足度が高まります。
また、機能性についてはキャンプシーンを想像しながら確認するのがおすすめ。メッシュパネルが多く通気性が確保できるテントは夏キャンプでも快適度が上がり、電源コード用のファスナーやスカート、ランタンフックが充実していると様々なシーンに対応でき便利です。
TOKYO CRAFTSの2ルームテント
ここからは、日本発のブランド、TOKYO CRAFTSの2ルームテントをご紹介します。
ウィングフォート
ウィングフォートは、季節や天候、場所、あらゆる変化に柔軟に対応できるオールラウンドシェルターです。
完全防水のパネルを跳ね上げた状態で、内側をフルクローズ、フルオープン、メッシュに切り替え可能な独自の二重構造を採用し、急な天候の変化にもすぐに対応できます。
圧迫感のない天井高と広々としたリビングスペースが魅力で、巻き上げ可能なスカートが付いているため、オールシーズン使用できるテントです。
最大4人が就寝可能はインナーテントは最初から付属しており、吊り下げ式のため簡単に設置が可能。前後2箇所のドアと3箇所のベンチレータがあり、メッシュ・フルクローズ・フルオープンと切り替えができます。
エフィカ
エフィカは、軽量素材と設営しやすい設計で、機能過多に頼らない洗練された使い勝手を実現した2ルームシェルターです。
高性能な40Dシルナイロン生地を採用し、大型2ルームテントながら軽量で車からの持ち運びやテント設営の身体的な負担を大幅に軽減しています。
左右対称のデザインで、設営も簡単。使うポールは全て同じ長さの4本のみで、設営・撤収がスムーズなのが魅力です。
別売りのインナーテントは吊り下げ式でシェルターを設営後に簡単に取り付けることができます。
また、TPUウィンドウやメッシュウィンドウなどのオプションも充実しており、キャンプシーンや季節に合わせて使うとさらに快適にキャンプを楽しめます。
まとめ
2ルームテントは、寝室とリビングスペースを兼ね備えた、居住性の高いファミリーテントです。
サイズや価格といった注意点はあるものの、おしゃれな見た目のテントが多く自分のキャンプスタイルに合えば、満足度は非常に高くなります。
使用人数・サイズ・オールシーズン対応かどうかなどをしっかり確認し、ぜひ自分に合った2ルームテントを選んでください。