2025.06.17

キャンプであると便利なものってなに?持っていくだけで快適度が上がるアイテムを紹介

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キャンプ場では、意外と想像以上に小さな不便が積み重なるものです。ペグが見つからず設営でもたつく、夜間にガイロープへ足を引っかける、スマートフォンやサングラスなど小物がすぐ見当たらなくなる、真夏のサイトで飲み物が生ぬるくなるなど、小さなストレスを感じる出来事は、「あと1つ道具があれば」解決できるケースがほとんどです。

そこで、この記事では、キャンプの移動手段や人数、季節ごとのリスクを軸に導入優先度を整理し、さらに防災とエコの視点でも転用しやすい「キャンプ あると便利」ギアを紹介します。

一読していただければ、自分のスタイルで“今すぐ追加すべき道具”が明確になり、次のキャンプで後悔しない装備計画を立てられるでしょう。

キャンプスタイルによって異なる「あると便利」な道具

キャンプのスタイルによって異なる「あると便利」な道具をご紹介しましょう。

徒歩UL・バックパッカー

何よりも軽くてコンパクトに荷物をまとめたいキャンプスタイルです。バックパック全体を15 kg以内に抑えるために、あると便利なキャンプ道具は軽量で多機能を最優先しましょう。

例えば、僅か75 gのチタン折り畳みフォーク兼トング、封筒状に畳めるシリコンウォーターバッグ、USB不要の手回しLEDライトがおすすめです。これらは電源や替えパーツを持ち歩かずに済むため総重量を押し下げ、非電源環境でも確実に役立ちます。

自転車・バイクツーリング

防水バッグ30 L前後を想定し、振動と雨天に耐える頑丈さを求めます。

樹脂コート済みアルミワイヤーを骨格にした折り畳みラックは走行中もカチャつかず、到着後はヘルメットやグローブを乾かすハンギングスペースになります。

さらにIP66規格の防水モバイルバッテリーは給電とライトの二役を担い、夜間のテント内設置でも安心です。

ファミリー車移動・車中泊

小さな子どもを含む4人家族なら、設営と片付けを時短できるギアは持っていく価値があります。

電動エアポンプ一体型の厚さ10cmのインフレータブルマットはバルブを開くだけで自立膨張し、寝床づくりを5分短縮できます。

自立式タープは保護面積が広く、テーブルチェアを雨から守りながら、撤収時はワンタッチで骨組みが折り畳めるため、泥汚れを最小限に抑えられるでしょう。

【季節別】あると便利なキャンプ道具

春|花粉・風・寒暖差への備え

春のキャンプでは、花粉・強風・寒暖差の三重苦に対応する準備が大切です。花粉が気になる方は、シェルターの入口に再利用できるポリエステル製のメッシュシートを吊るすと、6割以上の花粉をシャットアウトできます。

また、春は突風が吹きやすいため、耐風10m/s以上のウインドスクリーンを焚き火側に設置すれば、火の粉の飛散を防ぎつつ、効率よく暖が取れます。

朝晩は思った以上に冷えるので、軽量な中綿入りインナーシュラフ寝袋に追加するのがおすすめ。寒暖差による体調不良も防げ、ぐっすり眠れます。

夏|暑さと虫対策で快適に

真夏のキャンプは、暑さと虫への対策が命。外気温が30℃を超える場合は、保冷力48時間以上の真空断熱クーラーボックスを使いましょう。保冷剤は底・側面・上面に分けて入れると冷気が全体に行き渡ります。

虫除けには、肌に優しいイカリジン15%配合の防虫スプレーが効果的。6時間おきの再塗布で快適さを保てます。

また、冷たい飲み物を美味しく飲み続けるには、「缶クーラー(保冷缶ホルダー)」が便利。缶をそのままセットするだけで冷たさがキープでき、ビールやジュースがぬるくならず快適です。

秋|結露・夜露・冷え込み対策

秋は昼夜の寒暖差でテント内が結露しやすくなります。対策として、吸湿シリカゲルパックをインナーテントとフライの間に吊るし、地面には撥水性のあるグランドシートを敷くと、水滴の発生を40%ほど減らせます。

また、寝袋の上にアルミ蒸着のブランケットを掛けると体温が反射され、冷え込みが厳しい夜でも暖かく眠れます。

冬|寒さ・凍結・雪への対策

冬のキャンプは装備次第で快適さが大きく変わります。寒冷地でも使える“4シーズンガス”対応のランタンは、照明と暖房の両方に活躍します。

雪中設営には30cm以上のスクリューペグを水平に雪へ埋め、パラコードを通してしっかり固定。テントがしっかり安定します。

地面が凍っている場合は、ステンレスボトルに熱湯を入れ、設営場所に押し当てて地面を柔らかくしてからペグを打つとスムーズです。

足元の冷えには、分厚い靴下の重ね履きより、貼るカイロや湯たんぽがおすすめ。電源が使えるなら、電気毛布を敷いたり掛けたりすることで、さらに快適に過ごせます。

以下の動画でもあると便利なキャンプグッズを紹介しています。ぜひ参考にしてください。


【シーン別】あると便利なキャンプギア

設営&サイト整頓のとき

テント周辺の導線を整えるには自立式ペグハンガーが活躍します。ハンガーの支柱はアルミ合金製で設営時にハンマーやグローブを吊るせるため紛失リスクを削減し、夜間はLEDロープライトを巻き付けて足元を照らすことでロープへの引っかけ事故を防止できます。

折り畳みコンテナは樹脂ヒンジを採用しており、開閉耐久2万回テストをクリアしているため、長期使用でも変形しにくい点が魅力です。

居住&リラックスシーンで

軽量コットは重量2.2 kgで耐荷重150 kgのモデルを選ぶと、体圧分散で腰の痛みを軽減しつつ、下に荷物を収納できるため就寝スペースを有効に使えます。

インフレータブルマットは就寝前に追い空気を1回加えればヘタりが抑えられ、翌朝の腰痛を防いでくれるでしょう。

ポータブルプロジェクターは本体500 gで300 ANSIルーメンの明るさがあれば、夕暮れ以降のテント内シネマも鮮明に映り、三脚固定で風によるブレを防げます。

小型で折りたため、いくつか小さいフックの付いているメタルのハンギングスタンドがあると、スマートフォンケースやポーチ、サングラスなど、「どこに置いたっけ?」と見失いがちな小物をひっかけておけるので重宝します。

調理&食事のとき

スパイスボックスは幅25 cmのユニットを複数積み重ねてモジュール化すると、料理ジャンルごとに調味料を管理しやすくなります。

洗い物には生分解度99 %以上のバイオ洗剤を5 mlだけ使用し、折り畳みシンク内でスポンジ洗いした後、濾過バッグで固形物を除去してから土中散布すれば自然への負荷を抑えられます。

メッシュ製の2〜3段になっているハンギングネットがあると、洗った食器やカトラリーをそこに入れて、吊しておけば、水は下に垂れて風で乾燥するので、いちいち拭く手間が不要です。

防寒・防暑・悪天トラブルのシーンで

USB電熱ブランケットは出力8Wで1,000 Whのポータブル電源なら約120 h稼働し、低温やけどを防ぐ38 ℃設定で夜通しの暖を取れます。

耐風幕は210Dリップストップナイロン製で風速10 m/sの環境試験に合格しており、ポールとガイラインで三角形に張ると風を左右に逃がして倒壊を回避できます。

パラコードは500 lb規格のものを複数色持参し、切断・ほつれ部分をライターで溶かして応急修理が可能です。

日中は快適な気温の季節でも、風が冷たかったり陽が落ちたりすると、座っているときに太ももやお尻、肩先が寒く感じることがよくあります。また、夏場でも車内のエアコンが効きすぎて寒いということも。

薄手のウールの大判ショールを1枚持っていくと便利です。肩から羽織ったり、膝にかけたり、お尻の下に敷いたりなど重宝します。キャンプ道具をパッキングする際、壊れやすく傷つきやすいものを包んで持って行くと一石二鳥でしょう。

キャンプであると便利な道具のメンテナンスと長期保管の方法について

バッテリー・電子機器

リチウムイオン電池は60〜80 %充電で室温保管すると化学劣化を抑えやすいとされています。

LEDライトのOリングは半年に1回シリコングリスを薄く塗り直すことで防水性能が維持されますが、硬化や亀裂が見つかった場合はサイズ規格を確認して交換してください。

布・金属ギア

布製チェアやタープは中性洗剤で手洗いし、陰干しで完全乾燥させた後に撥水スプレーを噴霧すると繊維内部にフッ素被膜が形成されます。

金属ギアは使用後に水分を拭き取り、シリコンオイルを薄く伸ばして酸化を防止してください。

黒錆処理が可能なスチール製品は、サビ取り→重曹湯沸かし→速乾→オイル焼き付けの順で再コーティングすると寿命を延ばせます。

非常時にも役立つ!キャンプであると便利なグッズの防災活用術

キャンプ用品の中には、日常や災害時にも活躍する「防災グッズ」として優秀なアイテムがあります。ここでは、特に“二役”こなせる便利な道具を3つ紹介します。

ソーラーランタンは停電時の非常灯にも

太陽光で充電できるソーラーランタンは、昼間に折りたたみ式のパネルで蓄電しておけば、夜のキャンプサイトの照明として使えるだけでなく、停電時の室内照明としても活用できます。電池不要で繰り返し使えるので、家庭に1つ常備しておくと安心です。

ウォーターバッグは災害時の給水タンクに

キャンプ中は食器洗いの汚水(グレイウォーター)を一時的にためる用途で使うウォーターバッグも、災害時には生活用水の確保に役立ちます。バルブ付きのタイプを選べば、濾過用フィルターバッグへの注水もスムーズに行え、手洗いやトイレ水などにも利用できます。

100均アイテムでキャンプにあると便利なアイテムを手軽に揃えよう

キャンプ道具は必ずしも高価なものでなくてもOK。100円ショップで手に入るアイテムでも、ちょっとした工夫で十分に代用できます。ここでは、実用性の高い“プチプラキャンプギア”を3つご紹介します。

ワイヤーネットで即席ハンギングラック

100均のワイヤーネットにS字フックを掛ければ、ヘッドライトやハンマー、手袋などを吊るせる簡易ラックになります。使用後はネットを丸めて直径5cmほどの筒状に収納でき、車載時にも場所を取りません。ちょっとした整理整頓に便利です。

アルミ遮熱シートで底冷え対策

アルミ製の遮熱シートをテント内のグランドシートの下に敷くだけで、地面からの冷気や輻射熱をカット。マットの断熱効果が約20%アップし、冬場の底冷えをぐっと軽減できます。軽くて持ち運びやすいのも嬉しいポイントです。

ミニチェアは“ちょい置き”にも大活躍

300円〜程度で買える三脚式のスリーポールチェアは、さっと開いてすぐ使える便利な折りたたみ椅子。長時間の使用には不向きですが、「ちょっと座りたい」「地面にスマホやメガネを直接置きたくない」場面では重宝します。1つ持っておくと何かと便利です。

以下の動画では、自分でキャンプグッズをDIYするアイディアを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

TOKYOCRAFTSでおすすめのあると便利なキャンプ道具「コードユニット」

コードユニットは、ユニットの拡張や組み合わせにより、さまざまな使い方ができる便利なミニテーブル型のシステムプロダクトです。単品は、「X字」型に開く折りたたみ式のステンレスの脚に、同じくステンレスの小さな天板を載せるだけ。

コードユニットの特徴は、単品を複数連結させて広いテーブルにしたり、縦に重ねて小さな棚にしたりして使えることです。また、別売りのマルチバッグやバスケットシェルフを天板の下に設置すれば、小物の収納スペースになります。

工夫次第でさまざまなアイテムとして使えるので、キャンプに持っていくと非常に便利なアイテムです。

コードユニットの口コミ

どんなシチュエーションでもフレキシブルに使えてかつ、オプションも豊富で毎回レイアウト考えるの面白く飽きずに使えそうです。

バケットシェルフとの組み合わせが最高ですね。

アウトドアテーブルのコンパクトになるのはたくさんありますが、色んな使い方や便利になるテーブルはこのコードユニットならではのもの!

まとめ ― キャンプであると便利ギアは「自分に合う順番」で揃えよう

キャンプをもっと快適に、そしてコスパよく楽しむコツは、「移動手段・人数・季節」に合った便利アイテムを、自分にとって必要な順番で取り入れることです。

本記事で紹介したスタイル別チャートや季節ごとの対策を参考にすれば、「次に何を買えばいいか」が自然と見えてくるはず。

記事内のチェックリストと、あなたが今持っている道具を見比べて、「これがあったらもっと快適になりそう」と思うものがあれば、次回のキャンプにぜひ取り入れてみてください。少しずつ揃えていけば、キャンプの楽しさと快適さはどんどん広がります。