2025.03.14
【初心者向け】簡単キャンプ飯で楽しむアウトドア料理!季節別&人数別のコツも徹底解説
アウトドアに出かけたら、美味しいキャンプ飯を楽しみたいですよね。しかし、キャンプ初心者の方やファミリー、ソロキャンパーの方は「調理が大変そう」「食材や道具をどう準備すればいいの?」と悩むことも多いはず。
そこで本記事では、燃料や季節、人数に合わせてアレンジしやすい“簡単キャンプ飯”を総合的に解説します。
クッカーひとつでサッと作れるメニューから、ダッチオーブンやホットサンドメーカーを使ったレシピ、連泊キャンプの食材ローテーションまで網羅。
食材や衛生管理のコツもしっかりフォローするため、この記事を読めばキャンプ飯の不安が一気に解消します。
ぜひ参考にしてください。
簡単キャンプ飯でアウトドアをより楽しもう
キャンプに行く醍醐味のひとつは、やっぱり外で食べるご飯の美味しさ。自然の中で味わうだけでも特別感がありますが、火力や調理器具をうまく活かすとさらに楽しみが広がります。
ただし、荷物を増やしたくない、時間がかかるのは面倒という方も多いでしょう。そこでおすすめなのが“簡単キャンプ飯”です。
- 少ない道具で作れる
- 下ごしらえを最小限に抑えられる
- 連泊でも対応できるローテーション
これらの視点を押さえれば、1泊だけでなく連泊キャンプやファミリー・ソロなど、どんなスタイルでも快適にアウトドア料理を楽しめます。
簡単キャンプ飯の基本準備と衛生管理
キャンプ料理を成功させるには、食材の選び方と持ち運び方法が重要。特に夏場や連泊時には食中毒対策が欠かせません。
クーラーボックスを使う場合は食材の冷やす順番を意識しましょう。一番下に保冷剤を置き、その上に痛みやすい生肉や魚を配置しましょう。水分が出る肉や魚はジップロックや密閉容器に入れ、他の食材と分けるのがおすすめです。
夏場の食中毒対策・冬場の凍結対策
夏は一番食材が傷みやすい時期です。保冷剤を追加して常温になりやすい飲み物や野菜は別の小型保冷バッグに分けるといいでしょう。
冬は、食材が凍りやすい時期です。特にキャンプは外で楽しむので、一度凍ってしまうと解凍するまで時間がかかります。保冷剤の入れ過ぎには注意してください。
1泊だけでなく、2泊以上する場合は、初日に生鮮食品(肉・魚)をメインに使い切るように心がけましょう。
2日目は冷凍食品や缶詰、レトルト食品、乾物を生かしたメニューがおすすめです。
ゴミを減らすコツ
キャンプに行くと意外と多いのが、生ゴミや洗い物にまつわる悩み。衛生面とエコを両立する工夫が大切です。
キャンプにいく前に自宅で野菜の皮を処理しておく、肉を1食分ずつパックに分けると生ゴミを減らすことが可能です。
使い捨てのお皿は便利ですが、ゴミが増えるため再利用できる食器がおすすめ。食器はシェラカップやスタッキング可能なプレートを活用するといいでしょう。
洗い物を少なくするテクニック
アルミホイルやクッキングシートを敷くと油汚れが器具に付かず簡単に片付けることができます。また、食べかすが出にくいレシピ(スープやワンポット料理など)を選ぶのもテクニック。
シンクが遠い場合はウォータータンクを用意し、ヘラなどでゴミを落としてから洗うと時短になります。
キャンプ場の規定に従い、指定のゴミ捨て場がなければ必ず持ち帰りましょう。調理後の灰汁や油は直接地面や川へ流さないこと、吸い取りペーパーやボトルに回収することを徹底してください。
シーン別・燃料別に見る簡単キャンプ飯の選び方
焚き火・炭火向きレシピ
焚き火や炭火は火加減の調整がやや難しいものの、香ばしさや豪快な雰囲気が魅力です。
【豪快に焼く肉・野菜・ホイル焼き】
ステーキや野菜のグリルはシンプルに塩コショウだけでも美味しく仕上がります。魚介類やきのこ類はアルミホイルで包んでホイル焼きにすれば失敗しにくいためおすすめ。
【初心者向け時短テク】
炭は赤くなって白い灰がまとった頃が適温。余熱を利用して中火~弱火を保ちましょう。火が強すぎる場合は炭を端に寄せたり、焼き網の高さを調整してください。
【ダッチオーブンやスキレットで煮込み・焼き料理】
ジャガイモの煮込み、鶏肉のローストなどは蓋をして火加減を見守るだけでOK。野菜を先に並べ、その上に肉をのせるスタイルで焦げ付きやすい食材を守ると美味しく仕上がります。
ガスバーナー・バーナー1台でOKのレシピ
ソロキャンプや荷物を最小限にしたい方には、ガスバーナーとクッカー1つで完結するレシピが便利です。
【クッカー1つで炊き込みご飯・パスタ】
炊き込みご飯なら米・水・具材を入れて加熱し、沸騰後は弱火で10~15分。その後火から下ろして蒸らして完成です。
パスタはショートパスタなどの短いものを選ぶとクッカーに収まりやすいため、調理しやすいでしょう。
【インスタント食品+缶詰アレンジ】
ラーメンに野菜ミックスを入れて、缶詰のスープを入れると簡単に味が決まります。また、具材入りスープにご飯を入れて雑炊風など手早く調理できる簡単メニューもおすすめです。
ホットサンドメーカーで幅広く楽しむ
ホットサンドメーカーはパンを焼くだけでなく、おにぎりや焼き菓子などバリエーション豊富に応用可能です。
【焼きおにぎり&ピザトースト】
おにぎりは醤油や味噌を塗ってプレスすると香ばしく仕上がります。食パンを用意し、ピザソース、好みの具材をトッピングするとお手軽にピザを作ることができます。
【デザート系アレンジ】
薄切りリンゴやバナナにシナモンやチョコレートを挟んで焼くと外で手作りデザートを食べることができます。
シュマロを挟むと甘い焼き菓子風に仕上がり、ビスケットでマシュマロを挟むと定番のキャンプデザート「スモア」ができます。
季節・人数別!おすすめ簡単キャンプ飯レシピ
夏キャンプ向け(さっぱり&冷たいメニュー)
暑い季節には火力の強い調理が苦手になりがち。さっぱりしたメニューがおすすめです。
夏場の暑さ対策:スパイシーなカレーや冷やし麺
- スパイシーカレーは食欲が落ちがちな季節でも食べやすい
- 冷やし中華や冷麺なら茹でた麺を冷やすだけ、ゴマダレなどをかけて完成
保冷重視の食材管理
- サラダや冷製スープを作る場合は温度管理を徹底
- 野菜はジップロックに水を張って冷やしておくとシャキッと保てる
冷凍食材を活用
- 冷凍枝豆や冷凍フルーツなど、クーラーボックスの保冷材代わりにもなり一石二鳥
- メインになる冷凍食品は、味付けがされているため時短
冬キャンプ向け(あったか煮込み&鍋レシピ)
寒い環境では、体を温める汁物や鍋物が人気です。煮込むだけで柔らかくなる食材を上手に活用しましょう。
具だくさんスープ・シチュー・鍋物
- 野菜・肉・スープの素をすべてクッカーに入れて煮込むだけ
- シチューやポトフはホットサンドメーカーのサイドメニューとしても相性◎
焚き火にかける煮込み料理
- ダッチオーブンに材料を入れ、焚き火の熾火に乗せてじっくり煮込む
- カレーやシチューは焦げやすいので、底に野菜を敷いてから肉を乗せる
寒冷地での凍結対策
- クーラーボックスを保温箱として使う(外気が氷点下でも中は一定温度に保てる)
- 食材に直接冷気が当たらないよう、タオルや新聞紙を活用
ソロキャンプ vs ファミリーキャンプ
キャンプ飯は人数でガラッと事情が変わります。ソロならシンプルさ、ファミリーなら子ども向けの工夫が必要です。
ソロキャンプの場合は、1人分の食材を小分けにしておけば廃棄や残り物が少なくなります。インスタント食品+ちょい足し具材でバリエーションを増やすとさまざまな味を楽しむことができます。
ファミリーキャンプの場合は、子どもが喜ぶ甘口カレーや焼くだけのピザ、ホットサンドメーカーで作るおやつなどがおすすめ。材料の目安としては、大人1人分を基準に、子どもは0.5〜0.7倍くらいが丁度いいでしょう。
失敗しない簡単キャンプ飯のコツ&後片付け
初心者でも火加減を安定させるポイント
焚き火の場合は、薪の組み方で火加減を安定させることができます。また、着火剤を使うと初心者の方でもスムーズに火おこしが可能です。
強火→中火→弱火へと火力が変遷するので、タイミングを見計らって食材を投入しましょう。
ガスバーナーの場合、風除けを用意すると火力が安定します。それさえ意識すれば家庭のコンロと同じ要領で使えるので、気軽に使いやすいでしょう。
調味料を入れるタイミング
焼き料理の場合は、焦げやすいソースや砂糖は最後にかけるのがおすすめです。煮込み料理は、味を見ながら徐々に調味料を足していくと失敗しにくいです。
調理後の簡単クリーンアップ術
アルミホイルやクッキングシート、ラップなどは水が貴重なキャンプ場でも拭くだけである程度きれいに保てるので、重宝します。
使い捨ての食器は、洗い物がでないため便利ですが、ゴミの量が増える点には注意してください。環境に配慮するなら、再利用可能なシリコン皿やステンレス皿も検討してください。
焼き網やフライパンに付着した油は、暖かいうちにキッチンペーパーで拭き取るとある程度汚れを落とすことができます。酷い焦げ付きは水を入れて一度沸かすか、蒸しタオルでふやかすとスムーズに落とせます。
簡単キャンプ飯を作るならTOKYO CRAFTSのマルポットがおすすめ
マルポットは蒸す・焼く・煮る・炒めるがこれひとつで楽しめる万能鍋です。
タジン鍋ならではの構造で、水蒸気を逃さず旨味や栄養素をぎゅっと凝縮。少ない水分でもヘルシーな一品が仕上がります。
ステンレス製で軽量かつ耐食性に優れ、わずか710gという持ち運びやすさも魅力。職人の手仕事が光る丁寧な作りと、別売りのスチームプレートを併用すれば、蒸し料理の幅がさらに広がります。
とんがり帽子のような独特のフォルムは見た目の楽しさも演出。チェリー材を使用したツマミは手になじみ、使うほどに味わいを深めます。
高い機密性で香り成分を逃がさず、弱火や少ない油で調理できるため、健康的な料理が可能。キャンプはもちろん、普段のキッチンでも活躍する「マルポット」で、ワンランク上の食体験をお楽しみください。
マルポットの口コミ
タジン鍋がよいのはわかっていたが 瀬戸ものが多くキャンプには持って行けなかったがこの商品見つけて購入大成功 野菜の素朴な味がでて美味かった。
キャンプで蒸し料理というのはあまり馴染みがありませんでしたが、これなら簡単豚しゃぶや焼き芋が美味しく作れました!家でも使えるので、優秀です。
簡単キャンプ飯で気軽にアウトドアを満喫しよう
“簡単キャンプ飯”は一口に言っても、燃料や季節、キャンプの人数によって必要なコツやメニューは多彩です。
- 燃料別(焚き火・炭火/ガスバーナー/ホットサンドメーカー)でそれぞれ火力調整やレシピのポイントが違います。
- 季節別(夏のさっぱりメニュー/冬のあったか煮込み)や人数別(ソロ向け/ファミリー向け)にレシピを選ぶと、食材ロスや食中毒リスクを減らせます。
- 連泊や長期キャンプの場合は、初日に生鮮食品を消費し、後半は冷凍食品・缶詰・乾物を活用。衛生管理や保冷、連泊ローテーションの組み方も大事です。
この記事で取り上げた保冷管理・ゴミ削減策などを実践すれば、初心者から中級者まで安心してアウトドア料理を楽しめるはず。
次回キャンプの際は、ぜひここで紹介した“簡単キャンプ飯”のアイデアやテクニックを取り入れてみてください。
ソロでもファミリーでも、焚き火の炎や自然の中で味わうご飯は格別です。