2025.03.14
【保存版】テントのたたみ方完全ガイド:種類別のたたみ方・雨天時の対応・保管メンテナンスまで徹底解説
キャンプの楽しさは、設営だけでなく撤収までスムーズにできてこそ倍増します。特にテントのたたみ方は、初心者が最初につまずくポイントのひとつ。
間違ったたたみ方をしてカビや臭い、劣化の原因になってしまうのは避けたいですよね。
本記事ではテントのたたみ方の基本から応用、さらには雨天時の撤収や保管メンテナンスまで網羅的に解説します。
ドームテント・ワンポールテント・ポップアップテント・ツールームテントなど、さまざまなタイプのテントに対応した情報をぎっしり詰め込みました。
ぜひ最後まで読んで、次回キャンプの撤収をラクにしちゃいましょう!
テントのたたみ方をマスターして撤収をスムーズに!
テントを正しくたたむと、収納スペースを節約でき、テントの寿命を大幅に伸ばすことができます。逆に適当にたたんでしまうと、カビや臭い、コーティングの剥がれといったトラブルに繋がることも。キャンプ場で一度でも撤収に苦労した経験があるなら、ぜひ正しいテントのたたみ方を身につけておきましょう。
正しくたたむメリット
テントを正しくたたむと、収納時によりコンパクトなサイズに収まり、生地が傷みにくくなるため結果的にテント自体の寿命が延びます。
さらに、次回の設営の際にシワや歪みが少なくなるので、組み立て作業もスムーズに行えるでしょう。
間違ったたたみ方のデメリット
一方で、間違った方法でたたんだテントは、湿気や汚れが残りやすくなり、カビや嫌な臭いが発生する原因になることも。生地やポールも破損・劣化しやすくなるため、使用可能期間が短くなる恐れがあります。
さらに、毎回の設営時に余分な手間がかかることも多いため、結果的にキャンプ体験の質が下がってしまうでしょう。
テントをたたむ前に知っておきたい基礎知識
撤収前の準備
テントをスムーズにたたむためには、事前準備がとても大切です。ここをしっかり行うだけで、撤収作業がぐんと楽になります。
【テント内の掃除】
テント床面には砂や枯葉、泥が意外とたまりやすいもの。掃除をせずにたたむと、生地が汚れたり、ただんだ際にゴミがかさばって収納しづらくなる原因に。小型ほうきやブラシを使って、しっかりゴミを取り除きましょう。
【換気・乾燥】
夜露や人間の呼気でテント内は湿気がこもりがち。ファスナーを開けてしばらく放置し、風を通して湿気を逃がしておくと、後々カビを防ぎやすくなります。
【ファスナーを少し開ける】
テントを収納する際、内部の空気をスムーズに抜くために、入口や窓のファスナーを少し開けておきましょう。完全に閉めると空気が抜けず大きな袋状になり、たたみづらくなります。
【ペグ・ロープの片付け】
ペグやロープは、撤収の最初の段階で外しておくのがセオリー。泥や砂が付着している場合は、雑巾やタオルでしっかり拭き取ってから収納袋や専用ケースにしまいましょう。
ワンポールテントなどでは、風が強い場合にペグを一部残してテントを固定する方法もあるので、状況に合わせて対応してください。
テントの種類とたたみ方の違い
テントには、大きく分けてドームテント・ワンポールテント・ポップアップテント・ツールームテントなどがあります。それぞれ構造が異なるため、最適なたたみ方も異なります。
【ドームテント】
ポールをクロスさせて立ち上げるタイプ。ポールの長さに合わせて生地を長方形にたたみ、最後にポールも一緒にくるくる巻くのが定番です。
【ワンポールテント】
テント中央に一本のポールを立てる円錐形タイプ。ペグを残したままテントを折りたたむ方法が便利です。
三角形にたたむパターンと、さっと折りたたむパターンがあります。
【ポップアップテント】
フレームが内蔵されていて、袋から出すだけで一瞬で立ち上がるタイプ。撤収時にはフレームをねじりながら折りたたむ特有のコツがあります。
【ツールームテント】
リビングスペースと寝室スペースが一体になった大型テント。ファミリーキャンプで活躍しますが、たたむ時は面積が大きく、ポールの数も多いのが特徴。複数人で協力してたたむのがおすすめです。
【基本編】テントのたたみ方
ここでは、初心者におすすめの基本的な手順を紹介します。写真や動画があればさらに分かりやすいので、後から公式サイトやメーカー動画と合わせて確認するのもいいでしょう。
ドームテントのたたみ方
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フライシートの取り外し&たたみ方
まずはテントのフライシートを外し、泥や砂が付着しているようであれば軽く拭き取ります。次にフライシートを地面に広げ、空気を抜きながら長方形になるよう端を折り込んでいきます。最後に、ポールの長さに合わせた幅になるようにたたむといいでしょう。
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インナーテントのたたみ方
インナーテント内に落ちているゴミや枯葉を掃除し、ファスナーは少し開けた状態にします。そのまま広げた生地を左右、上下から折り込み、四角い形に整えつつ空気を抜きます。最終的に、ポールサイズに合わせて幅を調整すると収納しやすくなります。
ワンポールテントのたたみ方
- 1. インナーテントを外す
ワンポールテントのインナーテントは、四隅がフックになっている場合が多いので、フックを外したら底面を四角くたたみます。空気を抜きながら縦に二つ折り、さらに三つ折りするなどの手順でコンパクトにしていきましょう。
- 2. ポールを抜く際のコツ
中心のポールを抜く前に、テントを倒す方向を確認しておくとスムーズです。風が強い場合はすべてのペグを抜く前にポールを外し、テントを倒してから残りのペグを外すほうが安全です。分割できるポールは、短くまとめて収納袋に入れます。
- 3. 幕体のたたみ方
テントが風で飛ばされないように、ペグを2本だけ残しておき、幕体を半分に倒して空気を抜きながらたたむ方法がおすすめです。きれいにたたみたい場合は“三角形パターン”を、ざっくりたたむなら“シンプルパターン”を選ぶと良いでしょう。
いずれの場合も、最後にポールの長さに合わせて幅を調整しておくと収納しやすくなります。
ポップアップテントのたたみ方
- 1. 基本のねじり折りテクニック
ポップアップテントはフレームが輪っか状になっているため、たたむときには“くるり”とねじって円形を重ねる手順が必要です。まずテントを地面に寝かせ、入口を少し開けて空気を抜いておきましょう。
- 2. フレームを壊さないための注意点
フレームに無理な力を加えすぎると歪んだり割れたりする恐れがあります。左右に“たわませる”ようにしながらゆっくり丸めていくのがポイントです。
- 3. 収納袋に入れやすくするコツ
最終的にテント全体の直径をできるだけ小さくまとめてから収納袋をかぶせます。もし一部が袋からはみ出すようであれば、円形部分を少し重ね直し、形を調整してから再度収納してください。
ツールームテントのたたみ方
- 1. リビング部分のたたみ方
ツールームテントの場合、リビングスペースが広い分、生地が大きく扱いにくい傾向があります。まずはリビング部分からポールを外し、生地を数回折りたたんで大きな長方形を作るようにしてください。
- 2. 寝室部分のたたみ方
寝室(インナーテント)はリビングよりも小さめなので、比較的まとめやすいです。フライシートを分けられるのであれば先に外し、ドームテントの手順と同様にポールの長さに合わせてたたんでいきます。
- 3. 収納時のポイント
ファミリーキャンプなど、大人数でツールームテントを使う場合は、2人以上で作業を分担すると時間を大幅に短縮できます。
収納袋に入れる前に全体の幅を合わせておくのがコツで、袋を地面に置き、テントをその上に載せて幅を調整しながらたたむと、失敗が少なくスムーズに収められます。
【応用編】雨天時や特殊な状況でのテントのたたみ方・撤収方法
キャンプは晴れの日ばかりではありません。ここでは雨や風が強いときにスムーズに撤収するためのポイントを紹介します。
雨で濡れたテントのたたみ方
雨天時にテントを撤収する際は、どうしても十分に乾かせないままたたむことが多くなります。それでも少しでも水気を取ることが重要なので、タオルや速乾クロスを使って生地表面の大きな水滴を拭き取り、できる限り水気を払ってから収納するようにしましょう。
持ち帰ってからの乾燥方法
濡れたテントをそのまま放置すると、カビや嫌な臭いの原因になります。そこで、帰宅後は風通しの良い場所でテントを吊るしたり、広げて陰干ししたりして、完全に乾燥させることが大切です。
十分に乾いたあと、改めてきれいにたたみ直すとテントを長持ちさせることに役立ちます。
防水スプレーをかけ直すタイミング
雨天での使用が続くと、防水コーティングが劣化しやすくなるため、乾燥させたあとに必要に応じて防水・撥水スプレーを再施工しておくと安心です。
こうしたメンテナンスをこまめに行うことで、次回のキャンプでも快適にテントを使うことができます。
風が強いときの撤収のコツ
強風時にテントを片づける場合は、生地が飛ばされないよう、まずポールを外す前に周囲のペグを残してテントを安定させておき、少しずつペグを抜いていくと安全です。
ロープが長いままだと絡まったり、周りの人に引っかかったりする恐れがあるため、短くまとめながら片づけを進めましょう。
メンテナンスでテントを長持ちさせる方法
テントは使用後の保管方法によって、寿命が大きく左右されます。次のキャンプシーズンまで大事に管理して、愛用テントを長く使い続けましょう。
正しい収納と保管方法
まず、テントを完全に乾燥させたあとであっても、ずっと収納袋に入れたままにしておくのは避けたほうが賢明です。
袋の中に湿気がこもりやすく、カビや嫌な臭いを引き起こす原因になり増す。そこで、乾燥後には一度収納袋から取り出し、適度なゆとりのあるケースや棚などで保管することをおすすめします。
保管場所を選ぶ際は、高温多湿の環境や直射日光を避け、できるだけ通気性の良い収納ケースを活用するとよいでしょう。とくに押し入れの下段は湿度が高くなりやすいので注意が必要です。
さらに、テントを虫や湿気から守るためには、防虫剤や乾燥剤を併用しておくと安心です。定期的に陰干しして臭いや湿気をリセットするのも効果的で、保管中の品質をしっかりキープできます。
テント生地の寿命を延ばすコツ
テントを何度も折りたたんで使っていると、毎回同じ場所に折り目がついて劣化が進んでしまうことがあります。
そのため、数回に一回は折り方を変えて、生地にかかる負担をできるだけ分散させるようにしましょう。
また、キャンプ中にテントを直射日光にさらす時間が長いと紫外線によるダメージが蓄積しやすくなります。日陰を活用したり、UVカットスプレーを使ったりして、できるだけ紫外線をカットしてあげることが劣化予防に有効です。
テントに施された防水コーティングも経年劣化でベタつきや剥がれを起こす場合があります。ベタつきが出始めたら、早めにメンテナンス剤や再コーティング剤を使用するか、専門業者に相談しましょう。
定期的な点検と適切なメンテナンスが、テントの寿命を大幅に延ばすポイントになります。
便利な撤収アイテム&時短テクニック
撤収をスムーズにする便利アイテム
撤収作業を時短したいなら、いくつかの便利アイテムを揃えておくのがおすすめです。
ペグを手で抜くのは意外と力が必要。ペグ抜き専用の工具を使えばスムーズに外せて手間がかかりません。次に、収納用バンドや圧縮ストラップは巻いたテントをしっかり固定できるため、収納袋に入れるときの苦労を軽減してくれます。
テント内の細かなゴミやペグに付いた泥を落とすのに便利なのが、小型ほうきやブラシです。コンパクトサイズなら車に常備しやすく、いざというときにあると安心します。
さらに、吸水タオルや速乾クロスは、雨天撤収や朝露が残っている場合に大判を用意しておけば、一気に水気を拭き取れて作業効率が格段に上がります。
一人でも簡単にテントをたたむコツ
ドームテントなどをたたむ際は、ポールを活用して空気を押し出す方法が効果的です。一方向にテントを押しながらポールで生地内部の空気を追い出すと、スムーズにしぼませられます。
さらに、テントの上に収納袋を置き、折りたたむ幅や長さの目安をイメージしておくと、最終的に失敗しにくいでしょう。
最近はメーカー公式やキャンプ系メディアが、テントのたたみ方を動画で解説しているので、文章で得た知識と合わせてチェックすれば理解度が一気に高まります。
こうした動画を活用することで、一人での撤収作業もスムーズに行えるようになるはずです。
テンビ シェルターは扱いやすくておすすめのテント
快適で開放的な空間を実現する「テンビ シェルター」 。キャンプの設営を素早く、快適に楽しみたいなら、おすすめのテントです。
3本のフレーム構造は、簡単な設営を実現し、初心者でも比較的設営がしやすいテントです。
前方天面にはメッシュパネルを2箇所配置し、自然光と空を感じる開放的な空間を提供。天井高は最大210cmに達し、家族4人でも広々と快適に過ごせます。
全面に設置されたメッシュ窓は、夏場でも涼しく快適に過ごせる通気性を確保。また、耐水圧2000mmの高い防水性能で雨にも強く、悪天候でも安心です。
リップストップ生地を採用することで高い耐久性を誇り、長期間使用できるのも大きなポイント。巻き上げ可能なスカートや便利なランタンフック、セッティング後も快適に過ごせるバリエーションも充実しています。
軽量でコンパクトな設計で持ち運びも簡単。豊かな自然の中で快適なひとときを過ごせる、万能なシェルターです。
テンビ シェルターの口コミ
これまでたくさんのテントを売買して試してきたがなかなかしっくりこなかったが、 今後はテンビで決定! 広い空間、設営、撤収なら簡便さ、デザイン、全て完璧だと感じました。
見た目、使用感、価格、満足度☆5です。 この価格でこのクオリティーは素晴らしかった。 ルーフシェルターも購入して装着してみましたがカッコよすぎです。 気に入り過ぎて他のテントを使わなくなりそうで怖いです(笑)
テントのたたみ方を極めて撤収をラクに!
テントのたたみ方は、ちょっとしたコツを知っているだけで撤収が激的にスムーズになります。
ドームテント、ワンポールテント、ポップアップテント、ツールームテントといったタイプ別の手順をしっかり押さえ、さらに雨天時の応急処置や長期保管のメンテナンス方法を身につけておけば、次のキャンプがより快適になるはずです。
まずは撤収前の準備を入念に行い、テントの種類に合わせた正しいたたみ方で生地やポールを傷めないように注意しましょう。
加えて、雨天時の対策や風が強いときのコツを理解しておけば、トラブルを最小限に抑えることができます。長期保管とメンテナンスを怠らずに行うことで、カビや劣化を防ぎながらテントを長持ちさせることができます。
効率のいいテントのたたみ方を覚えると、撤収自体もキャンプの楽しい一部として楽しめるようになるでしょう。次回のキャンプからぜひ実践してみてください。