ソロキャンプ用のクーラーボックス
【ソロキャンプ向け】クーラーボックスの選び方と保冷力を最大化するコツ
ふと思い立って、ふらりと出かけられるソロキャンプ。ソロキャンプの身軽さを満喫するには、最適なクーラーボックスを選ぶのがおすすめです。
そこで今回は、ソロキャンプ向けのクーラーボックスの選び方やクーラーボックスの保冷力をキープするポイントについて詳しく紹介します。
ソロキャンプでも、安全に美味しい食事や飲み物を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
ソロキャンプにクーラーボックスが必要な理由
ソロキャンプを含めたキャンプ全般において、クーラーボックスの最も重要な役割は、食材を衛生的に保存することにあります。
特に連泊キャンプや夏キャンプでは、肉や魚介類が傷まないように、クーラーボックスでできるだけ低い温度をキープするのが重要になります。
また、お酒などの飲み物を美味しい温度に保つのも、クーラーボックスの大切な役目です。クーラーボックスの保冷力をしっかりキープすることで、アウトドアでもキンキンに冷えたビールを楽しめます。
ソロキャンプ向けのクーラーボックスの選び方
ソロキャンプ向けのクーラーボックスを選ぶ際は、次の4つのポイントを押さえましょう。
- ハードタイプorソフトタイプ
- 容量
- 断熱材の種類
- 機能性
選び方①ハードタイプとソフトタイプで特徴が異なる
クーラーボックスは「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」の大きく2つに分けられます。それぞれメリット・デメリットがあるので、用途やキャンプスタイルに合う方を選ぶとよいでしょう。
保冷力で選ぶなら「ハードクーラー」
「ハードクーラー」の一番の魅力は高い保冷力です。ソフトクーラーに比べ断熱材が厚く、密閉度も高いため、連泊キャンプや夏キャンプでも最最後まで保冷力をキープできます。
またハードクーラーは作りが頑丈であれば、椅子やテーブル代わりとしても使用可能です。
ただしソフトタイプに比べ重く、広めの収納スペースが必要なことはデメリットといえます。
さまざまなアクティビティで活躍する「ソフトタイプ」
硬い素材が使われるハードタイプに対して、布地で作られるのが「ソフトタイプ」です。
ソフトタイプの最大の魅力は、携帯性のよさです。ハードクーラーに比べ軽量で、軟らかい素材でできているため、使わないときには、折りたたんでおくことも可能です。そのため自宅での収納スペースを取りません。
また、ハードクーラーと違い若干変形するので、車の荷室でも狭いスペースに押し込むこともできます。
ソフトクーラーは持ち運びやすいのでキャンプだけでなく、ピクニックや海水浴、スポーツ観戦でも活躍します。また日常的に買い物バッグとしての使用もおすすめです。
保冷力はハードクーラーに劣るものの、近年ではソフトタイプでもかなり高い保冷力を持つ製品が登場しています。
選び方②容量は泊数で決める
クーラーボックスは、さまざまな容量の製品が販売されています。ソロキャンプでも泊数によって食材や飲み物の量が増えるので、連泊キャンプを考えている人は少し大きめの製品を選ぶとよいでしょう。
1泊のソロキャンプでは、10〜20L程度のコンパクトなもので十分です。2泊であれば20〜30Lの容量が必要になります。
選び方③断熱材は主に3種類
クーラーボックスの断熱材は主に以下です。
- 真空断熱パネル
- 発泡ウレタン
- 発泡スチロール
断熱材の種類によって「保冷力」や「価格帯」が大きく違います。キャンプする季節や予算を考慮して、最も適した断熱材のクーラーボックスを選びましょう。
-真空断熱パネル
「真空断熱パネル」は、最も保冷力の高い断熱材です。クーラーボックスの壁面内に真空状態を作り、極限まで熱伝導性を低くしています。中には1週間以上も氷が解けない製品もあります。
ただし真空断熱パネルのクーラーボックスは高価なものが多く、5万円以上する製品も珍しくありません。
-発泡ウレタン
真空断熱パネルに次いで保冷力が高いのが「発泡ウレタン」の断熱材です。真夏のキャンプでなければ「発泡ウレタン」でも連泊キャンプの最後まで保冷力を保つことができます。
ソロキャンプ用であれば1万円前後の製品が多く、機能と価格のバランスのよい断熱素材といえます。
-発泡スチロール
最も保冷力が低いのが「発泡スチロール」の断熱材です。保冷力は1日以下の製品が多く、あまり暑くない時期のデイキャンプやピクニックなどで使うのに適しています。
3つの断熱材の中でも最もリーズナブルで、ソロキャンプ用であれば3千円程度で購入できます。またホームセンターや100均などでは、発泡スチロールのみで作られたクーラーボックスを購入可能です。
他の断熱材を使用した製品より軽量で、持ち運びしやすい点もメリットといえます。
選び方④機能性もチェック
クーラーボックスには、さまざまな機能が付いた製品がたくさん販売されています。キャンプスタイルに適した機能付きの製品を選ぶと、さらに快適に使えるでしょう。
例えば、テーブル代わりに使えるよう料理などが落ちにくい縁取りやドリンクホルダー付きのクーラーボックスがあります。内部に仕切り付きのものは、食材の整理に非常に便利です。
また、持ち運びに便利な肩掛けベルトや内部を水洗いしやすいよう水抜き栓が付いている製品もあります。
保冷力を保つためのポイント
クーラーボックスは以下の4つのポイントを押さえて使用すると、保冷力をさらに長時間キープできます。
- 保冷剤を活用する
- 食材は事前に凍らせておく
- 直射日光・直置きは避ける
- 開閉時間を短くする
ポイント①保冷剤を活用する
クーラーボックスの保冷力をキープするのには、保冷剤は欠かせません。保冷剤の中には、長時間保冷力が続く「溶けにくいタイプ」もあるので、夏キャンプや連泊キャンプでぜひ活用しましょう。
冷気は下に溜まる性質があります。保冷剤を入れる時は底に敷くだけでなく、食材の上に置くと全体に冷気が回ります。
保冷剤は冷たい温度をキープできても、ぬるい食材や飲み物の温度を下げることはできません。温度の高い食材を入れると、クーラーボックス内の温度が上昇します。温度上昇を防ぐため、食材や飲み物はクーラーボックスに入れる前に予め冷やしておきましょう。
また連泊キャンプでは、途中で保冷剤が全部溶けてしまうことがあります。コンビニなどが近くにある場合は、板氷を買い足して保冷剤代わりにするのもおすすめです。
ポイント②食材は事前に凍らせておく
肉や魚介類などの食材や、お茶やジュースなどのペットボトルは、凍らしておくと保冷剤の役割も果たします。キャンプ場到着後に直ぐ使わない食材やペットボトルは、自宅で予め冷凍しておくとよいでしょう。
ポイント③直射日光・直置きは避ける
クーラーボックスは外から熱が加わると、内部まで熱がジワジワと伝わっていきます。できるだけ外からも熱を与えないよう注意が必要です。
クーラーボックスに直射日光が当たらないように、必ずテントかタープの下を置き場所にしましょう。
地面に直置きすると、地面の熱がクーラーボックスに伝わってしまいます。必ずクーラーボックス台・ミニテーブル・スノコなどの上に置いて、地面から離す必要があります。
ポイント④開閉時間を短くする
クーラーボックス内の温度上昇を防ぐには、できるだけ開閉時間を短くすることが重要です。
中身がゴチャゴチャしていると、どこに何があるか分かりづらく、取り出すのに時間が掛かります。仕切り版などを活用し食材を整理して入れることで、どこに何があるか分かりやすくなり、必要な食材をサッと取り出せるようになります。
TOKYO CRAFTSのクーラーボックス
ここからは、TOKYO CRAFTSのソロキャンプにピッタリのクーラーボックスを紹介します。さらにクーラーボックスと一緒に使うと、キャンプが快適になるユニット製品も紹介します。
キバ ソフトクーラー
気軽にフラッと出かけたいソロキャンプには、軽量で持ち運びやすいソフトクーラーがおすすめです。
TOKYO CRAFTSの「キバ ソフトクーラー」は1泊のソロキャンプにピッタリな容量10Lサイズ。持ち運びに便利なショルダーベルト付きで、身軽にキャンプを楽しめます。
フタの裏側には、保冷剤が入れられるメッシュポケット付き。下に溜まりやすい冷気の特性を活かし、効率よく全体に冷気を行き渡らせます。
内部を2つに分ける仕切り版付きです。中身を整理して入れられるので、どこに何が入っているか分かりやすく、サッと食材を取り出せます。
コードユニットと合わせて使うと利便性アップ!
「キバ ソフトクーラー」と併せて使いたいのが、TOKYO CRAFTSの人気シリーズ「コードユニット」。コードユニットは単体でミニテーブルとして、2つ重ねてシェルフとして、横に連結して大きめのテーブルとしてなど、さまざまなアレンジが楽しめるシステムギアです。
コードユニットのスタンドには、ソフトクーラーを吊り下げることが可能です。クーラーボックスの底部を地面から離すことができるので、地面の熱が伝わらず保冷力をさらにキープできます。
またコードユニットは、ソフトクーラーを装着したまま、上にトップボードをセットしテーブルとしても使用可能。ソロ用の狭いスペースでも場所を取らず、すっきりしたテントサイトを作れます。
キバ ソフトクーラーは、コードユニットのスタンドに縦向きだけでなく、横向きにも設置可能です。横向きであれば、トップボードを装着していても外す必要が無く、横から食材を取り出せます。
ソロキャンプに適したサイズのクーラーボックスを見つけよう!
食材を衛生的に保存し、飲み物を美味しい温度に保ってくれるクーラーボックス。料理や晩酌が一番の楽しみとなるソロキャンプには欠かせないアイテムです。
クーラーボックスは、使い方次第でさらに長時間、保冷力を保つことができます。今回紹介したポイントを押さえれば、クーラーボックスの保冷力を最大限に活かすことが可能です。
ぜひキャンプスタイルにピッタリのソロキャンプ用クーラーボックスを選んで、さらに快適に美味しくキャンプを楽しんでくださいね。