キャンプ・アウトドアにおすすめの箸
キャンプご飯をもっと楽しく!キャンプ・アウトドア用の箸の魅力や選び方を解説
キャンプ・アウトドア用の箸の選び方
キャンプなどアウトドア時の食事に欠かせないアイテムである「キャンプ用の箸」。
アウトドアファンとしては、自然環境を大切にするためにも、キャンプ場ではできるだけ、個々の努力でゴミを出さないよう心がけたいものです。
キャンプ場でBBQ・豪快なアウトドア料理・炊き立てのご飯などを楽しむなら、使い捨ての割り箸ではなく、環境に優しく、繰り返し使用できるキャンプ用の箸を持参しましょう。
キャンプ用の箸は多種多様な種類が販売されています。素材・長さ・デザインなどもさまざまなので、いざ買おうと思うと何を選べばいいのか迷うもの。
使いやすさや価格も気になるところですが、手入れのしやすさや携帯性のよさなども考えたいですよね。
そこで今回の記事では、キャンプ用の箸の種類・特徴・選び方のポイントなどや、おすすめの製品を紹介します。
- 割り箸では味気ない……。
- 使い捨ての箸は抵抗がある……。
などと気になっている人は、ぜひ参考にしてください。
選び方①コンパクトになる種類がおすすめ
キャンプで料理を作ったり食事をしたりするときは、BBQグリルや焚き火台などに加えて、調理器具・食器・カップ類・カトラリー類など、多くのアイテムを持っていかなければなりません。
そのため、箸もできるだけ「持ち運びがしやすい」ものがおすすめです。キャンプ用の箸の種類をご紹介します。
-分割タイプ
分割タイプは、その名の通り、箸の長さを途中で分割できるタイプです。
たとえば、箸の口に入るほう(箸先)は木製で、握る部分はステンレス製など素材がコンビになっていて「両方をはめ込んだりネジのように差しこんだり」して使えるものなどがあります。
長い箸を半分の長さにできるので、バッグやポケットに入れても持ち運びやすく便利です。
-スタンダードタイプ
「スタンダードタイプ」とは、家庭用の箸と同様、途中で分割はできないタイプの箸です。一般的で、アウトドア用品メーカーからさまざまな素材の種類・デザイン・色のものが販売されています。
一見、普通の箸と同じように見えますが、アウトドア用・キャンプ用として販売されているものは、専用の保管袋が付いているものが多いです。
-収納タイプ
「収納タイプ」とは、長さを分割し、さらに持ち手に箸先をすっぽり収納できるようになっているタイプ。
分割しただけだと一膳の箸が4本になってしまいバラバラになりやすいのですが、収納タイプなら上下にバラバラにした箸をまとめられるので紛失しづらくなります。
選び方②素材から選ぶ
キャンプ用の箸は、家庭で使用する一般的な箸よりも、素材・カラー・デザインにこだわったものが多く、キャンプ場で使用する際は、割り箸よりも気分があがるでしょう。
基本的なキャンプ用箸の素材は、ステンレス・チタン・木製・竹製・プラスチック製があります。
-ステンレス
一般家庭ではあまり使用されないようですが、韓国料理屋さんなどでよく見かけるのがステンレスやチタンなどの金属製の箸です。
ステンレス製の箸は耐久性が非常に高く、木の箸のように箸先が欠けたり削れたりすることなくきれいな状態が長持ちします。
また、ステンレスは防錆性・耐食性が高いため、錆や変色が気にならないのも魅力です。色や匂いも移りにくく、衛生的なのもメリットでしょう。
シンプルなデザインで磨き仕上げをほどこしたものから、持ち手部分に装飾的な彫刻をほどこしたものなどデザインもいろいろあります。
-チタン
防錆性・耐食性・耐食性に富み、かつステンレスよりも軽量なのがチタン製の箸です。
熱伝導率が低いために、熱い料理を食べるときに持ち手に熱が伝わりづらいので、食事用はもちろんのこと、炒めものなどの菜箸にも最適。
丈夫で長持ちし、ステンレスよりも金属臭が気にならないでしょう。価格は、ステンレスよりも高めです。
-木製・竹製
木製箸は、多くの人が普段家庭でも使用している一番ポピュラーなタイプ。キャンプ先でも普段から使い慣れている木製の箸のほうが落ち着く!という人もいるでしょう。
木製箸は金属製の箸よりは軽く、食事中に箸同士がぶつかってチャカチャという音がすることもありません。軽くて温かみがあるのも魅力です。
ただし耐久性に欠けるので、持ち運びするときはそのままではなくケースに入れたほうがいいでしょう。
また、竹製箸は木製箸より油や火に強く、よく菜箸にも用いられています。軽量で持ち運びもしやすく、木製よりは強度がありますが金属製ほどは強くはありません。
竹製は湿気の多い季節はカビが発生しやすいため、使用後に洗ったら完全に乾かしてから保管してください。
-プラスチック
プラスチック製の箸は、カラーやデザインが豊富です。キャラクターがプリントされていたり、マスコットが箸の頭に付いていたりするデザインのものは、お子さんにはぴったりでしょう。
また、ファミリーキャンプやグループのときは、皆で色分けして使うこともできて、どれが自分のお箸か分からないという状態を防げます。価格が比較的手頃なのも魅力です。
選び方③長さも確認すべき
スムーズに食事を楽しむために、箸の長さは重要です。
普段使用している長さの箸を選ぶほうがいいのですが、基本的に長さの目安は男性が23cm・女性は19cm・子供は18cmといわれています。
また、料理や取り分け用に使用する菜箸は、20m以上のものがいいでしょう。
普段長めの箸を使っている人は、金属製だと重くなりやすいことも覚えておいてください。
金属製の箸の場合は、長くなるほど重さも増すので気を付けましょう。
選び方④紛失防止の機能や工夫がされている製品が◎
キャンプ場での食事で箸を使用したあとに、洗って乾かして保管する家庭で無くしてしまうことはよくあるものです。「どこを探しても箸が片一方ない!」と探し回ったという人も多いでしょう。
紛失を避けるためには先述した通り、使用後は半分に分割できて箸先を握る方に収納できるタイプならバラバラになるのを避けられます。
また、専用の収納ケースに納められるもののほうが紛失することも少なく携帯も楽でしょう。
箸の形状にも注意してください。箸が丸型だとテーブルからコロコロと転がりがちです。四角・五角形・六角形など「角」があるほうが転がりづらく、紛失もしにくくなります。
選び方⑤カトラリーがセットになっている製品が便利
箸単品だけではなく、スプーン・フォーク・ナイフなどカトラリーとセットになっているものがあります。
セットものの場合は、収納ケースやポーチなどが付いているため全部一緒にでき持ち運びも楽です。
素材やデザインも統一性があるためにテーブルに並べたときも写真映えします。全部バラバラに持っていくよりも、持って行きやすいでしょう。
箸を忘れても慌てない!枝で代用が可能
キャンプ場で料理やテーブルセッティングをしているときに「箸を忘れた!」ということもあるでしょう。そんなときは、慌ててコンビニに割り箸を買いに走る必要はありません。
せっかく、大自然の中にいるのですから箸の代わりに「小枝」を代用してみましょう。
まずは、できるだけまっすぐな形をしている小枝が落ちていないか探してください。
触るとかぶれる木(ハゼノキ・ヤマハゼ・ヤマウルシの主に3種類)もありますので、注意しましょう。
男性が23cm・女性は19cm・子供は18cmの長さの目安に沿って、小枝を切ってください。
軍手など手袋をして、少しずつアウトドアナイフで先端を細く削っていきます。あまり先端を鋭く削り過ぎると危ないので、気を付けましょう。
TOKYO CRAFTSの箸・カトラリーシリーズ
デザイン性の高さや機能性の高さ、オリジナリティの高いデザインなどが評判の日本発のキャンプギアブランド「TOKYO CRAFTS」。
同ブランドでも人気の高いキャンプ用の箸をご紹介しましょう。
職器シリーズ 箸 シルバー/ブラック
「職器シリーズ 箸」は、アルミ合金性の箸で途中で短くできる「折りたたみ式」の箸です。
箸先が細いので食材を掴みやすく、持ち手には繊細なローレット加工(凸凹加工)が施され、握りやすい設計です。また、一部を八角形にすることで、斜面でも転がりにくい工夫がされているのも特徴。
スタイリッシュなデザインも魅力です。2本の箸を1本にまとめられる構造で、紛失もしづらくケースも不要です。シルバーとクールなブラックの二色があります。
職器シリーズ カトラリーセット シルバー/ブラック
キャンプで食事をする際によく活用する、ステンレスのスプーン・フォーク・ナイフが三点セットになったものです。
耐久性に優れ錆びにくいのでアウトドアシーンには最適。
持ち手にはローレット加工(凸凹加工)がほどこされているので、持ちやすく滑りにくく使いやすいでしょう。
シルバーとクールなブラックの2色があり、いずれもウォッシュドレザーのようなワイルドなケースが付いています。
ミニトング シルバー/ブラック
お箸でつまみにくい食材を使う時に重宝するのがミニトング。
食事をする際に、小さな器にカレーの薬味・刻みネギ・刻みにんにくや生姜・お漬物などを盛って、皆で取り分けて食べることも多いものです。
しかし、直接口を付けた箸をそこに突っ込むのはちょっと気になる……というとき、このミニトングを添えておけば薬味などを掴みやすく衛生的です。
ステンレス製なので、軽くて耐久性もあります。シルバーとクールなブラック、ゴールドの三色があり、同じカラーのシェラカップと揃えて使うのもおすすめです。
テーブルコーディネートをよりスタイリッシュに引き立ててくれます。
自分に合った箸を選んでキャンプ・アウトドア飯を楽しもう!
環境を汚さないため、キャンプ場ではできるだけ無駄なゴミを出さないためにも、持って行きたいキャンプ用のマイ箸。
また、キャンプ用箸のメリットは、環境保護や節約だけではありません。
今まで「割り箸でいいや」と思っていた人も、使い捨てではないアウトドア用の箸を使うと、「割り箸独特の匂いやバリ感」が気にならず、食事が美味しく感じられるといいます。
さまざまな種類があるので、自分好みの箸を見付けて、食事をより楽しんでくださいね。