ファイヤースターター
【初心者向け】ファイヤースターターの役割や使い方・選ぶときのコツを解説
焚き火やBBQで火起こしする際は、マッチやライター、ガストーチなどを使うのが一般的です。
ファイヤースターターはコンパクトで持ち運びしやすく、燃料切れの心配がないため、何千回と繰り返して使えます。
この記事では、焚き火をさらにスマートに楽しめる「ファイヤースターター」について、使い方や選び方のポイントなどを詳しく紹介します。
もっと身軽にスマートに焚き火を楽しみたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ファイヤースターターの役割
「メタルマッチ」とも呼ばれるファイヤースターターは、名前の通り、火起こしに使うキャンプ道具です。
ロッドもしくは、ファイヤースチールと呼ばれる金属製の棒を、ストライカーと呼ばれる金属部品かナイフで削り、火花を起こして着火します。
ファイヤースターターは、ライター・点火棒(チャッカマン)・ガストーチのように燃料切れの心配がなく、何千回と繰り返し使用可能です。
また濡れると使えなくなるマッチとは違い、濡れても水気をしっかり取れば、着火させることができます。
サイズもコンパクトな製品が多く、手軽に持ち運びしやすい点が魅力です。キャンプやBBQなど、アウトドアでの使用はもちろん、災害用品として備えておくのもいいでしょう。
【基本】ファイヤースターターの使い方
ファイヤースターターは、
- ティッシュペーパー
- ほぐした麻紐
-
枯草
など、燃えやすいものに火花を落として着火させます。
まず、焚き火台やBBQコンロの上に置いた焚き付け用のティッシュペーパーなどを、ロッドで押さえつけましょう。
そのまま、ストライカーやナイフでロットを削ると、火花があがり、火の付いた金属粉がティッシュペーパーに落ちて着火します。着火後は、細い枝やフェザースティックなどに火を移し、火をさらに大きくしていきます。
ファイヤースターターを選ぶときのコツ
ファイヤースターターを選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえると、自分のキャンプスタイルにぴったりの製品が選べます。
- ロッドの素材
- サイズ
- +αの機能
各ポイントを詳しく紹介します。
コツ①ロッドの素材で決める
削られる方である「ロッド」の素材には、主にフェロセリウムかマグネシウムどちらかの金属が使われます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に適した素材を選びましょう。
初心者の方におすすめなのは「フェロセリウム」がおすすめ
「火の付きやすさ」を重視するなら、発火点の低いフェロセリウムがおすすめです。
フェロセリウムの発火点は150〜180℃と言われており、発火点が520℃のマグネシウムに比べ、力を使わずに火花が起こせます。
コツがそれほど必要ない、ファイヤースターター初心者向きの素材です。
価格はマグネシウムに比べ高価ですが、一度購入すると何千回も繰り返して使えるので、ライターと比較してもコスパ的にはそれほど悪くないといえます。
低価格を求めるのであれば「マグネシウム合金」がおすすめ
マグネシウム製ロットのファイヤースターターは、100均でも購入可能なように、リーズナブルな点がメリットです。
「ファイヤースターターを一度試してみたい!」という方も購入しやすいでしょう。ただし前述のように、点火温度がかなり高いため、着火には力やコツが必要になります。
コツ②サイズも重要!
ファイヤースターターは、製品によってサイズが大きく違います。
長さや太さがあると、その分重くもなるので、持ち運びしにくくなります。キャンプの移動手段に合わせて、使いやすいサイズを選びましょう。
ロットの長さ・太さ
削られる方のロッドは、ある程度長い方がストロークも長くなり、火花が出やすくなります。金属部分が6〜10cmあると、安定して火花が出やすいでしょう。
ロッドは使用するごとに少しずつ削られていきます。そのため太さがある方が、繰り返し多くの回数を使用できます。長期間使用したい方は、太さが10mm以上のものを選ぶといいでしょう。
ストライカーの長さ・形状
ロッドを削る方であるストライカーは、長さよりも形状が重要。力を入れやすいように握りやすく、ロッドがより削れるよう、角の立ったものを選びましょう。
コツ③+αの機能も確認しよう
ファイヤースターターはプラスαの便利機能が付いた製品を選ぶと、さらに使い方のバリエーションが広がります。
栓抜き
キャンプ先で「美味しそうな瓶の地ビールを見つけたけど栓抜きがなかった」なんて経験はありませんか。そんな時には、栓抜き付きのファイヤースターターが活躍します。
ホイッスル
万が一に備え、災害用品にも加えたいファイヤースターター。同じく災害用品でもあるホイッスル付きのものを選ぶと、閉じ込められた時に大声を出すより、居場所を救助相手に知らせやすくなります。
カラビナ
ファイヤースターターには、カラビナと一体化した製品もあります。バックバックなどに装着しておけるので、すぐに取り出しやすくなります。
火吹き棒
火花を起こして、小さな炎を育てていくファイヤースターター。初心者は火が安定するまで、かなり苦労する人も多いのではないでしょうか。
火吹き棒もセットとなっていると、消えやすい小さい炎でも、かなり育てやすくなります。
ファイヤースターターと合わせて使いたいTOKYO CRAFTS製品
焚き火のアウトドア気分をさらに盛り上げてくれるファイヤースターター。
ここからは、ファイヤースターターと一緒に使いたい、TOKYO CRAFTSのおすすめアイテムを紹介します。
マクライト2
TOKYO CRAFTSを代表するアイテムが、焚き火台「マクライトシリーズ」です。軽量で収納サイズがコンパクトながら、大きな火床で、ソロはもちろんグループキャンプでも充分満足できる迫力ある焚き火が楽しめます。
組み立てが簡単にできるのも、大きな魅力です。
先行モデルをさらにアップデートして、使いやすくなったのが「マクライト2」です。2段階だった五徳の高さ調節が3段階になり、さらに細かく火加減調整ができるようになりました。
また五徳の取り外しが可能になり、焚き火を純粋に楽しみたい時は、さらに迫力ある焚き火を楽しめます。
メバBBQコンロ
収納サイズが大きく、車の荷室スペースや自宅での収納スペースを取りがちなのがBBQコンロです。「もっと身軽にBBQを楽しみたい」という人におすすめなのが「メバBBQコンロ」。
メバBBQコンロはTOKYO CRAFTSの人気シリーズ「コードユニット」のオプションの1つ。コードユニットの脚部にセットして使用します。
組み立ては本体を開いて、コードユニットの脚部にセットするだけです。ワンアクションで設置が完了します。
付属のプレートを使えばコンロとして、プレートを外せば焚き火台として、2wayでの使用が可能です。
焚き火シート
キャンプで焚き火を楽しむなら、焚き火台だけでなく、地面を保護する「焚き火シート」の使用がキャンパーとして守りたいマナーです。焚き火シートを使えば、落ちた燃えカスや灰による、芝生や生き物へのダメージを防げます。
TOKYO CRAFTSの「焚き火シート」は地面を守るだけでなく、使いやすさも抜群!四隅にループが付いており、風の強い日にペグダウンしたり、薪を運ぶ際の持ち手として使ったりが可能です。
地面に馴染みやすいブラックカラーで、焚き火台のフォルムや美しい炎がより引き立ちます。
デルタターロン
薪割りや焚き付け用のフェザースティック作り、調理と、オールマイティに使えるキャンプナイフが「デルタターロン」です。刃渡り約12.5cm、刃厚3.5cmのフルタング構造、さらに刃の形状は強度の高いスカンジグラインドで、バトニングでの薪割りも難なくこなします。
持ち手は2段階で握れる構造で、調理中はまな板が干渉しない高い位置で、フェザースティック作りなど細かい作業は前方でなど、より使いやすい位置で持ち手を握ることが可能です。
刃の材質には、耐久性が高く手入れに手間が掛からないステンレスを採用。グリップ素材は、しっかり握れて滑りにくい「G10樹脂」が使われており、初心者でも使いやすいキャンプ用ナイフです。
マグナブラスター
火起こしや消えかけた火のリカバリーに活躍する「火吹き棒」。今までは、口を付けて使う極細の製品がほとんどでした。「マグナブラスター」は従来の概念を覆す、口を付けずに使える太めの火吹き棒です。
口を付けずに使用できるため、家族やグループで使いまわしても衛生的に安心です。また太さがあるため、大量の空気を一度に送り込みやすくなっています。
フロートケース
細々としたアイテムの収納に便利なケースは「オーガナイザー」と呼ばれます。「フロートケース」はファイヤースターターやグローブ、火吹き棒など焚き火アイテムの収納におすすめな脚付きオーガナイザーです。
脚付きのため、濡れた地面でも置き場所に困りません。もちろん焚き火アイテムだけでなく、調理器具や調味料などの収納にも活躍します。
ファイヤースターターで焚き火やBBQのハードルを下げよう!
ライターやマッチを使わずに、焚き火やBBQの火起こしができるファイヤースターター。燃料切れや水濡れの心配がなく、何千回も繰り返して使えるため、災害用品としても活躍するアイテムです。
ファイヤースターターで火起こしをすれば、アウトドア気分がさらに高まります。ぜひお気に入りのファイヤースターターを見つけて、さらに身軽にスマートに焚き火やBBQを楽しんでくださいね。