GRAHAS開発者たちの物語

アウトドアの常識を変える、新たな贅沢空間。

GRAHAS 開発者たちの物語

“もっと広く、快適で、上質な空間をアウトドアにも“

その思いを「持ち運べるグランピング」というコンセプトに掲げ、贅沢でありながら簡単に設営できるシェルターを構想。

手軽に設営できる豪華なシェルターを目指して「グラハス」のプロジェクトは始まりました。

GRAHAS 開発者たちの物語

目指したのはフレームリッチなドーム型テントのポジション

ドーム型テントにも多様なサイズが展開されているキャンプ市場。最初に目をつけたのは、直径350cmクラスのドーム型テントでした。

これ以上サイズが大きくなってしまうと、想定される販売価格がファミリーテント市場での一般的な価格帯を大幅に上回ることから、ユーザーへの心理的な購入ハードルは高いだろうと予想できたためです。

フレームリッチなドーム型テントを「少ないフレーム数で、ドームテントの魅力を損なわず、10万円前後で」実現できないものか。

この点に焦点をあてて、大型シェルターの開発が始まったのでした。

ユーザーは大型ドームテントの”どこ”に魅力を感じているのか

グラハス フルセット (リビングシート+TPUウィンドウ+インナールーフ) - TOKYO CRAFTS

フレームリッチな大型ドームシェルターを少ないフレーム数でデザインするには、ユーザーがそもそも大型ドームシェルターのどこに魅力を感じているのか、深掘りする必要がありました。

私たちはドーム型テントの数ある魅力のうち、外せないものは下記であると考えています。

・圧迫感のない空間
・半球状のフォルム(球に近い)
・自立する構造でサイトの占有面積が少ない

圧迫感のない広々とした室内空間。

人類が古くから見上げてきた大空のように、テント内部に開放的な空間が広がる点や、贅沢なグランピング気分を味わえる点が魅力です。

球体を半分にしたような形状がドーム型テントのよくある形ですが、私たちはどちらかというと、「球体に近い形状」にユーザーが潜在的な魅力を感じているのではないか、という仮説を持ちました。

そしてユーザビリティの観点から自立式テントであり、かつキャンプサイトの占有面積が少ないこと。

10×10の区画キャンプサイトにおいて、車両と幕体が収まることも必要事項として検討しています。

この3つの特徴を保有したシェルターを実現するために構造をデザインしました。

球体に近い構造を少ないフレームで実現する工夫

草原に佇む大型シェルターテント グラハス

極力フレーム数を抑え、大型ドームシェルターとしての魅力を持ちながらも、手の届きやすい価格帯を目標に。

具体的には、想定価格は10-12万程度、基本フレームは4本、跳ね上げありという条件で開発を開始しています。

圧迫感のない半球に近い形状を求めると、フレーム数が多くなる傾向にあります。

そうなると目標とする価格帯に収まらない可能性がありました。 そこでテント上部の空間を広く、圧迫感のない空間を確保するために、垂直に伸びるポールを採用。

垂直ポールを採用すると、張り綱が多くなってしまうデメリットが生じます。しかし目指すべき大型ドームテントのサイズ感で、内部空間が狭いと感じてしまう構造では元も子もありません。

グラハスのテントの構造

グラハスの特徴的なテント下部(アンダー部分)をつくりだす「屈曲ポール」も新規に開発しました。

側面が外側に張り出す形状で、居住空間を広く確保できるようになり、広々とした室内が広がります。

このポールにより、”半球よりも球体に近い形状”を実現できたのです。

グラハス 外観

独特な形状、新規ポールの開発で、テントの耐風性に懸念がありました。

しかしながら、国内の信頼ある試験場で最大風速25m/s の耐風テストをクリア。テントとしての性能に問題がないことを確認しています。(耐風試験の動画はこちら

グラハス 耐風試験の様子

たどり着いた形

唯一無二の独自のフォルム

グラハス 外観

まるで建造物のような独特な形状。広がる草原に佇むその姿はグループやファミリーで過ごす贅沢なひとときを演出します。

圧迫感のない室内空間

グラハス テント内部

最大高260cmの開放的で圧迫感のない空間。サイドの屈曲ポールにより、床有効面積を最大限押し広げ、不自由のない居住空間を実現しました。

テント上部には光の透過や結露を抑えるためのインナールーフが標準搭載されています。

グラハス サイズ比較

グランピングテントを彷彿とさせる大型窓

グラハス 大型窓

左右に配置された大型窓から雄大な景色を臨むことができます。パネル開閉でメッシュとクローズに切り替え可能です。

10×10m区画サイトに収められるサイズ感

グラハス 区画キャンプサイトでのサイズ感図解

区画サイトでの使用を考慮した設計。張り綱や車両を含めても10×10mの区画に収まるサイズ感です。

出入り口パネルのバリエーション

出入り口のパネルは、フルオープン、メッシュ、フルクローズに切り替え可能。

パネルにはハトメがついており、跳ね上げも可能です。ご自身のスタイルに合わせて、また手持ちのキャンプギアに合わせてスタイリングしてみてください。

もっと快適に過ごすためのオプション品

グラハス リビングシート グラハス TPUウィンドウ

オプションとしてご用意したのは、テント内で靴を脱いでくつろげるリビングシート、出入り口パネルに簡単に取り付けられるTPUウィンドウ。

リビングシートはバスタブ式で泥はねや雨水を抑えて、快適なリビング空間を確保します。TPUウィンドを使えば、気温の低い時期でもパネルを跳ね上げて、外の景色を存分にお楽しみいただけます。

グラハス 後方からの写真

「グラハス」は、いつものキャンプをまるで高級リゾートにいるかのような贅沢な空間に変えてくれます。

豪華さと実用性を兼ね備え、「持ち運べるグランピング」を実現した究極のテントです。ご家族やグループで、このグラハスならではの贅沢なキャンプ体験をお楽しみください。

グラハス 外観
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