コンパクトなキャンプ椅子
【軽量&コンパクトで脱!重量キャンパー】コンパクトな椅子の選び方を解説!
キャンプ用のコンパクトチェアの特徴
キャンプ用のコンパクトチェアは、ソロやグループなどキャンプスタイルに関係なく、フィールドで過ごす時間を快適にするために欠かせないアイテムです。
地面に直接座ると洋服が汚れるだけではなく、凸凹していてお尻が痛くなりくつろげません。雨降りの後や草に露がたまっている朝などは、地面に座るとお尻が濡れてしまいます。
- 食事をする
- コーヒーを飲む
- 焚き火をみてまったりくつろぐ
- 風に吹かれて鳥のさえずりを聴きながら昼寝をする
そんなキャンプならではの楽しみは、座り心地のいいキャンプ用のコンパクトチェアが必須です。
キャンプ用コンパクトチェアは、さまざまなアウトドアメーカーが多種多様にリリースしています。
それぞれ特徴が異なりますが共通しているのは、軽い・組み立てが簡単にできる・持ち運びがしやすい・屋外で使用しても丈夫ということ。
これらのポイントをおさえれば、あとは自分のサイトの雰囲気に合う製品や好みのデザインの椅子を選べば失敗しないでしょう。
この記事では、キャンプ用コンパクトチェアの購入を考えている人のために、基本的な種類や選ぶときのポイント、おすすめチェアなどを紹介します。
コンパクトさが魅力の椅子の選び方
車・バイク・自転車・リュックなどに積んでキャンプ場まで運ばなければならないキャンプ用チェア。ソロキャンプなら1個でいいですが、ファミリーキャンプの場合は全員分を運ぶ必要があります。
そのため「コンパクト」になることが重要な条件です。
自分のキャンプスタイルに合った椅子を選ぶためには、どのような種類があるのかを把握しましょう。そして、これから紹介する「購入時に選ぶときの重要ポイント」を参考にして選んでください。
選び方①種類を把握する
キャンプ用チェアは主に4種類あり、それぞれ特徴や向いているシーンなどが異なります。自分の求めるキャンプスタイルをイメージして、それに合った椅子を探しましょう。
-ロースタイルチェア
ロースタイルチェアは「ロー(Low/低い)」の名前の通り、座面が地面から30cmくらいの低いアウトドア用の椅子です。ロースタイルチェアの魅力は、座面が低いので前方に足を伸ばしたりあぐらを組んだりと、リラックスした姿勢で座れることでしょう。
足を投げ出して深く座れば、昼寝にも最適です。目線が低いので、焚き火の炎がゆらめく様子を目の前で楽しめます。また、小さなお子さんやペットと目が合わせやすいのもメリットです。
ロースタイルチェアは、キャンプでゆったりとしたくつろぐ時間を過ごすためには欠かせないのですが、椅子の座面が低いために立ち上がりにくいのが難点です。
起居する頻度が高いと疲れたり腰を痛める場合も。椅子の高さに合わせて、テーブルや調理用のグリルなどをロースタイルで揃えるなど工夫が必要です。
-ハイスタイルチェア
ハイスタイルチェアは、「ハイ(High/高い)」の名前の通り、座面が40cm〜と高いタイプの椅子です。日常的に使用しているテーブルと同じ高さなので、キャンプサイトでも違和感なく使えるでしょう。
また、椅子の座面が高いために起居がスムーズで、調理と食事の同時進行が忙しいBBQのときにも向いています。
ただし、地面からは遠いので、焚き火を間近に感じられない、小さなお子さんやペットとの距離ができてしまうという難点もあります。
-スツール
スツールは、3〜4本の脚で支えられている背もたれのない小さい椅子です。広げるだけの構造なので簡単に使えるのがメリット。コンパクトに畳めるので携帯にも向いています。
スツールは長時間座るのには向いていませんが、ちょっと腰をかけて作業をしたいときにはピッタリです。また、地面に直接置きたくないスマホを置いたりなど、ちょっとした小物置きやハイスタイルチェアに座ったときの足乗せとしても使えます。
-ベンチタイプ
ベンチタイプは、2〜3人で隣り合って座れる横長の椅子で、背もたれがあるタイプとないタイプがあります。
食事のときは、小さなお子さんやペットを隣に乗せてゆったり座ることができるのが魅力。また、上着やタオルなどの荷物置き場にしたりごろっと横になれるので便利です。
ほかの椅子よりはかさばりますが、キャンプの夜に焚き火のそばでごろっとしつつ、夜空を見上げて星空を鑑賞できるのもベンチタイプならではの楽しみ方でしょう。
選び方②重さ1kg未満のチェア椅子だと移動が楽
キャンプ用のチェアは、どのような種類にしても基本的にはコンパクトに折りたためて運びやすいように工夫されています。しかし、サイズが大きくなれば重量が増すことも考慮して選んでください。
車で行くファミリーキャンプの場合は、駐車場からサイトまで距離があると人数分のチェアを運ぶのも大変です。チェアの重さは1kg未満を目安にして選ぶといいでしょう。
選び方③コンパクトさを重視するなら収納時のサイズも見ておきたい
キャンプ用のコンパクトチェアは、広げて設営したときの大きさや高さだけではなく、畳んで収納したときのサイズも確認しましょう。
車に積み込むときにどれくらいスペースをとるか、普段使用しないときは家に保管可能な場所があるかも考えて選びましょう。
特に本体が大きいベンチは、収納時の横幅を調べて車に積み込めるか、家に保管できるかを事前に確認しましょう。
選び方④持ち運びしやすく組み立て方が簡単な椅子だと◎
キャンプ用のコンパクトチェアの構造は大きく分けると、
- 組み立て式
- 収束式
- 折りたたみ式
3種類がありますが、持ち運びしやすいことを考えると、「組み立て式」と「収束式」がおすすめです。
-組み立て式
「組み立て式」は、椅子の座面となる布の部分と脚となるフレーム部分が別々に分解できるタイプです。別々にたたんでまとめ、保管用の袋に入れるとコンパクトになります。
設置には、脚を開いて所定の位置に座面の布をはめ込む必要があるため、収束式と比較すると多少手間はかかるものの、よほど複雑な製品でなければ1〜2分で組み立てられるでしょう。
-収束式
「収束式」は、ワンタッチで簡単に折りたためるタイプです。
収納時は細長い保管袋に入っており、使用時は袋から取り出してぱっと開いてすぐに座れます。簡単なので初心者にも向いています。
ただし、組み立て式よりはたたんでも大きくなるので、人数が多いキャンプの場合は車載時にスペースを確保する必要があります。
また、キャンプ用のチェアにはシンプルに開くだけの「折りたたみ式」もあります。(イベント時などに使用される簡易椅子のようなワンタッチタイプ)
座面や骨組みもしっかりしているので座り心地もよく、ぱっと開くだけなので一番簡単ですが、大きくて重いので運ぶのにやや苦労するでしょう。
選び方⑤耐荷重をチェックする
キャンプ用のコンパクトチェアで、大切なのは「耐荷重」です。耐荷重とはその製品が"どれだけの重さに耐えられるかという度合い"を示すもの。
椅子の場合、どれくらいの体重まで支えてくれるのかになります。一般的なアウトドアチェアの耐荷重は、80〜100kgが中心です。
自分の体重よりも耐荷重が大きいチェアを選んでください。体重よりも耐荷重が小さいと椅子の座面が伸びて緩んだりフレームが歪んだりして危険です。
選び方⑥デザインは自分好みのものを
キャンプ用のコンパクトチェアは、種類や組み立てやすさ、コンパクトさ、耐荷重などをチェックすることが大切ですが、複数候補を挙げたら最終的には自分好みのデザインを選ぶといいでしょう。
お持ちのテントやテーブルなど、ほかのギアとテイストを揃えるとサイト内がまとまります。ナチュラルテイストならウッドやコットンを使用した椅子を、無骨系テイストなら黒やカーキのクールな椅子を、全体がダークカラーなら、あえて目立つ真っ赤など、アクセントカラーにするのもおすすめです。
TOKYO CRAFTSの「スリークモダンチェア」は携帯性抜群!
機能性の高さとデザイン性の高さが両立したオリジナルのキャンプギアを開発している「TOKYO CRAFTS」。同ブランドではアウトドアに最適なキャンプ用のコンパクトチェアをリリースしています。
「スリークモダンチェア」は、脚を左右に開いて背もたれを立て、座面を手でしっかりと整えるだけなので、3秒で設営できる超簡単構造。たためばコンパクトになるため片手で持ち運びもできます。
高さはゆったりとくつろげる座面高は30cmですが、椅子座面がしっかりしているので腰が沈み込むこともなく長時間座っていても疲れません。
強度と軽量性に優れたブラックのアルミニウムを採用し、肘掛けにはナチュラルで風合いのいい竹素材を使用しています。
統一感を出すなら……「スリークモダンテーブル」と合わせて使うのがおすすめ
「スリーモダンテーブル」は、チェアと同じブラックのアルミニウム、テーブル面は竹素材を使用しており、スリークモダンチェアと雰囲気がマッチするテーブルです。
設営も簡単で、左右の脚を開いて金具を伸ばしロックするだけ。撤収もたたんで金具を留めればコンパクトになります。持ち運びも楽で保管も場所を取りません。
テーブルも椅子もスタイリッシュなデザインなので、スリークモダンチェアとお揃いでサイトに設置すると、おしゃれな雰囲気にまとまります。
コンパクトな椅子は一つ持っていても損なし!身軽にキャンプに出かけよう!
フィールドでの食事・昼寝・くつろぎタイムなどを快適にするためには、座り心地のいいキャンプ用のコンパクトチェアは必須アイテムです。
軽量・携帯しやすい・設営が簡単など、今回紹介したポイントをチェックしつつ、自分にぴったりな椅子を見つけてくださいね。