テント(3人用)
キャンプ初心者必見!3人用テントの選び方とおすすめ製品を解説
3人用テントの種類を知ろう!
3人用のテントといえば、夫婦と小さなお子さんでのファミリーキャンプで使うイメージがありますが、3人用のテントはそれだけが用途ではありません。
カップル・夫婦・友人など2人キャンプのときも、3人用のテントを選べば荷物が多くてもゆったりと過ごせます。
さらに、自転車やバイクでのソロキャンプでも、3人用テントなら手足を伸ばしてゆったり過ごせるのが魅力です。
テントに余裕があれば、荷物だけでなく、自転車やバイクも収納でき、雨を防げるという利点があります。
3人で使うのに最適なテントには、
などがあり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、それぞれのテントの特徴やメリット・デメリット、選び方のポイント、おすすめのテントを詳しくご紹介します。
「3人用テントを買おうかな」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
ドームテント
多くの種類があるテントの中でも、「ドームテント」は、最もポピュラーで、キャンプ場で最もよく見かけるタイプです。
ポールを使ってその張力によってテント生地を押し上げる構造のため、ペグで地面に固定しなくてもテントだけで自立し、初心者でも設営しやすいのが魅力。
撤収時には、テントをひっくり返して底を乾かせるのもメリットです。
「ドーム」という名前の通りお椀を伏せた半円の形状で、天井の中心から壁まで高さが変わらずデッドスペースができません。壁側に荷物を集めて置きやすく空間を広く使えます。
キャノピー(ひさし)があるタイプなら、テントの入り口部分にリビングを作れるので、さらに広々と使えます。
ただし、複数のポールを交差させて設営するため力が必要です。また、比較的重量があり、かさばるのがデメリットです。
ワンポールテント
中心に1本ポールを立てて裾は全部ペグダウンして設営する「円錐形」のテントです。ネイティブアメリカンが使っていた三角形のティピーテントをもとに作られました。
見た目が可愛く、おしゃれなキャンプサイトを作りたい方に人気です。ポール1本だけなので設営も簡単。初心者にも向いているでしょう。
天井は高いものの、中心から地面にかけて壁面が斜めになるため、荷物を置きづらいというデメリットがあります。また中心にポールが立つために邪魔に感じます。
さらに、入り口も斜めになってしまうために、雨が降ると、テント内に雨が吹き込む可能性があります。入り口にキャノピー(ひさし)ないタイプは、タープを張って前室を作るのがおすすめです。
2ルームテント
2ルームテントとは、その名前の通りリビングルームになる前室と寝室が分かれているテントです。前室が広いため、家族3人でもゆったり過ごせます。
たとえば、夜に前室のリビングで夫婦でお酒を楽しむときは、奥の寝室はランタンを消し暗くしてお子さんを先に寝かせる……など、空間を完全に分けて使えるのも魅力です。
前室があるのでタープを設営する必要もなく、リビングと寝室がしっかり分かれているので、寝室に雨や虫が入りにくいのも安心。
ただし、2部屋あるためテント自体が大きく、ポールの数も多いので設営や撤収に時間と手間がかかります。
収納時はまとめてもかさばるため、車載時や家での保管時にはある程度のスペースが必要になります。
ロッジ型テント
ロッジ型テントとは、大草原の家や山小屋のような形をしたテントです。可愛い外見とちょっとレトロな雰囲気で人気があります。
まるで「家」のような形なので、テントというよりも自然の中の別荘のような気分が味わえるでしょう。
天井が高く開放感に溢れ、居住空間が広いためファミリーやグループでも快適に過ごせます。テント内で立つことができるので窮屈感がありません。
煙突穴が空いているタイプなら、テント内で薪ストーブも使えます。
ただし、ポールの多いしっかりした構造なので重量があり、駐車場からキャンプサイトまで距離があると、設営や撤収が大変になります。
設営や撤収にも時間がかかり価格も高いので、メリット・デメリットを考慮して購入しましょう。
ワンタッチテント
ワンタッチテントは、設営が4ステップで簡単にできるのが特徴です。ポールが太く強く風が吹いても変形したり飛ばされたりしません。
袋から出して広げれば設営できるポップアップテントと混同されますが、ワンタッチテントのほうがしっかりした構造。
キャンプ場だけではなく、
- 日帰りのピクニック
- お花見
- 海水浴
- 紅葉狩り
など、さまざまなレジャーシーンでも手軽に使えるのが魅力です。
ただし、ワンタッチテントは多くがシングルウォール構造(ポールとインナーテントのみ)で防水機能のないモデルが多いため注意してください。
雨が降るときのことを考え、耐水圧の高い素材を使用しているテントを選びましょう。
3人用テントを選ぶコツ
3人用テントを選ぶ際は、設営のしやすさ、サイズ、構造、機能をしっかり確認することが大切です。
コツ①設営しやすいテントがおすすめ
キャンプでは、テントを設営する以外にも、やらなければならないことが多いもの。
テントの構造が複雑すぎると、設営に時間がかかり、複数の人手が必要になることもあります。そうなると、使うのが嫌になるかもしれません。
小さいお子さん連れの場合、お子さんが飽きてぐずってしまうこともあります。特に初心者の人は、設営のしやすさを重視するのがおすすめです。
コツ②テントのサイズは3人用+1人を選ぶと快適
テントを選ぶときは、使用人数を決めてからサイズを決めることが大切。
しかし、狭いテント内で荷物に囲まれ窮屈に過ごすのではなく、余裕を持って過ごしたい場合は、使用する人数+1人分のサイズを選ぶのがおすすめです。
テント内に荷物を置いても快適に過ごせるでしょう。
コツ③テントの構造にも着目
テントの「構造」にも着目してください。基本的にシングルウォールとダブルウォールの2種類があります。
-シングルウォール
1枚のテント生地によって成り立つ構造のテントです。
フライシート(テント本体を覆うナイロンやポリエステルの薄い布)が無いため、簡単に設営でき、コンパクトにまとまり収納や携帯も楽。
荷物をコンパクトにしたい登山キャンプに向いています。ただし、1枚だけなので外気温の影響を受けやすく、結露もできやすいのがデメリットです。
-ダブルウォール
その名前の通り、2重構造になったテントです。シングルウォールテントの上からフライシートを被せた構造で、雨風に強く通気性が高いのが特徴。
風が直接内側のテントに当たらないので、外気温の影響が受けにくいのも魅力。結露ができにくいのもメリットです。
コツ④保証や機能性の高いテントを選ぶと安心
3人用のテントを選ぶときは、機能性が高いものを選びましょう。
- 入り口にキャノピー(ひさし)が付いている
- 換気機能(メッシュ窓やベンチレーションなど)がしっかりしている
- テントの裾の隙間を埋めるスカートが付いている
- 収納バッグは持ち運びしやすい形になっている
などを確認しましょう。また、いざというときのために保証付きの製品だと安心です。
コツ⑤価格やデザインで決める
テントは、設営したときのデザインも大切。機能面などを確認したら、最終的には自分が気に入ったデザインや色のものを選んだほうがキャンプ場でも気分があがります。
また、価格が安すぎるテントは、壊れやすかったり雨漏りする安い素材を使っていたりなど、さまざまな難点があるので気を付けましょう。
3人で使えるTOKYO CRAFTSのテント・タープ
デザイン性の高さと機能美を両立したキャンプギアブランド「TOKYOCRAFTS」。
同ブランドから、3人で使用できる人気のテントを紹介します。
ウィングフォート
ウィングフォートは、リビングと寝室が分かれた2ルームテントでありながら、リビングルーム部分はトンネル型のドームテントになっている画期的なテントです。
完全防水のパネルを跳ね上げた状態にして、内側をフルクローズ・フルオープン・メッシュに切り替え可能な、独自の2重構造が特徴。
急な天候の変化にも即座に対応でき、季節によって多彩な設営バリエーションが楽しめるのも魅力です。大人3人でも余裕でゆったり過ごすことができます。
テンビシェルター
テンビシェルターは、キャンプ場で一際目を引く、ほかにはない開放的なデザインのシェルターです。
3本のフレームを使用する自立型なので、設営は初心者でもスムーズにできるほど簡単。
前方が高く後方にいくにつれて低くなる構造で、後方は荷物置き場、前方はくつろぎスペースなど効率よく分けて使えます。
メッシュの採光パネル・換気用ベンチレーション・巻き上げ可能なスカート・便利なランタンフックなど、快適に過ごすための機能も充実。
家族3人〜4人でもゆったり過ごせるサイズです。
マカオンTC
マカオンTCは、スタイリッシュなグレーカラーと美しいフォルムが、大自然の中で一際目立つヘキサ型のタープ。耐久性・耐熱性・通気性に優れたTC素材を使用しています。
テントの中にこもるのではなく、食事もコーヒータイムの団欒も、樹木の香りや鳥のさえずりなどを肌で感じながら景色を楽しみたい人にぴったりです。
設営も簡単で2〜4人まで使いやすい大きさです。
オネタープ
オネタープは、タープの本体にフレームを通す構造になっているので、設営するとシワができずピンと張ったきれいな山形の弧を描くのが特徴のタープです。
初めての方でもスムーズに設営できます。耐水圧2,000mm以上の高い防水性を持つ生地を使っているので、突然の雨でも安心。
ファミリーやグループでゆとりを持って使えます。
3人用テントで快適なアウトドアライフを手に入れよう!
テントは、フィールドでの「家」です。荷物を置いたら狭くて体を縮めて過ごさなければならないようでは窮屈。
急な雨降りでずっとテントの中にこもることになると、せっかくのキャンプも台無しです。
ソロキャンパーやカップルキャンパーは、1〜2人用ではなく3〜4人用テントがおすすめなのです。
座って過ごすにしても寝転ぶにしても、スペースに余裕があったほうが快適に過ごせます。