大型の焚き火台
【初心者向け】大型の焚き火台とメリット・デメリット・選び方を解説
今やキャンプで欠かせない存在となった焚き火台。特に大型の焚き火台は、ファミリーやグループキャンプなど大勢で焚き火を囲むのに適しています。
そこで今回は、大型焚き火台のメリット・デメリットや選び方について詳しくご紹介します。さらに、TOKYO CRAFTSのおすすめ大型焚き火台をいくつかピックアップします。
大勢でワイワイと楽しむ方も、ソロでゆったり焚き火を満喫したい方も、ぜひ最後までお読みください。
大型の焚き火台のメリット
大型の焚き火台には、以下のようなメリットがあります。
- 豪快な焚き火が楽しめる
- 暖房効果が高い
- 市販の薪をそのまま使える
- 調理できるスペースが広い
豪快な焚き火が楽しめる
大型の焚き火台は、一度に多くの薪を投入できるため、豪快な焚き火が楽しめます。パチパチと薪が燃える音も大きく響き、焚き火の迫力をより実感できるでしょう。
大きな炎であれば、大人数で囲んでも焚き火の美しさを存分に楽しめます。リラックスした空気感が流れるので、さらに団らんが盛り上がり、ますます楽しい時間を共有できるはず。
もちろん、ソロキャンプでも焚き火の楽しさは変わりません。豪快な焚き火をぼーっと眺めながらゆっくり過ごすのは、何事にも代えがたい至福の時間といえます。
暖房効果が高い
大型の焚き火台は薪をたくさん投入できるため、小型の焚き火台よりも暖房効果が高くなります。
また、焚き火には遠赤外線により体を温める効果も期待できます。冬キャンプはもちろん、朝晩の冷え込みが厳しい春・秋のキャンプでも、大型焚き火台の強い火力で寒さ知らずで過ごせるでしょう。
市販の薪をそのまま使える
大型焚き火台であれば、30〜40cmの市販の薪をカットせずにそのまま投入可能です。
焚き火台は通常、薪を載せる火床のサイズによって、投入可能な薪の大きさが決まります。火床のサイズが小さければ、薪を短くカットしたり、割って細くしたりする作業が必要です。
チェックインが遅くなり時間がないときでも、そのまま薪を投入できるのは嬉しいポイントです。
調理できるスペースが広い
多くの焚き火台は、調理も楽しめる仕様になっています。大型の焚き火台であれば、当然調理スペースも広くなります。
調理スペースが広がれば、調理しやすさはもちろん、大人数用に一度にたくさんの量を調理できるのもメリット。また耐荷重の大きいものであれば、ダッチオーブンなどを使った煮込み料理などにも挑戦できます。
大型の焚き火台のデメリット
迫力ある焚き火が楽しめる大型焚き火台ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 重量のある製品が多い
- 設置スペースを考慮する必要がある
- 多くの薪を用意する必要がある
重量のある製品が多い
焚き火台のサイズが大きくなると、当然重量も増します。さらに収納サイズも大きくなるので、持ち運びにくくなる点はデメリットです。
携帯性を重視するなら、軽量なステンレス製、さらに軽量なチタン製の焚き火台を選ぶとよいでしょう。
設置スペースを考慮する必要がある
焚き火台はサイズが大きくなれば、広い設置スペースが必要です。また炎も大きくなるので、安全上チェアを離れた位置に置く必要があり、さらに広いスペースが必要となります。
そのため狭い区画や混雑したフリーサイトでは、焚き火を楽しむ充分なスペースが取れない場合もあります。
多くの薪を用意する必要がある
大きな薪をガンガン燃やせるのが大型焚き火台の魅力ですが、その分、薪の減りも早くなります。市販の薪を使用する場合は、費用が高くついてしまうのがデメリットです。
リーズナブルに焚き火を楽しみたいのであれば、伐採した庭木などを持ち込むなどお金を掛けない工夫も必要です。
大型の焚き火台の選び方
焚き火の楽しさを存分に味わえる大型焚き火台。
大型焚き火台を選ぶ際は以下の3つのポイントを押さえれば、キャンプスタイルに適した製品が選べます。
- 種類
- 使うシーン
- メンテナンスの簡単さ
選び方①大型の焚き火台の種類
大型の焚き火台は主に、
- 折りたたみ式
- 据え置き型
- モジュール型
の3タイプに分かれます。
それぞれメリット・デメリットがあるので、キャンプスタイルに合わせて最も適したタイプを選びましょう。
-折りたたみ型
携帯性を重視するなら、コンパクトに収納できる「折りたたみ型」がおすすめです。折りたたみ型はいくつかのパーツに分かれており、組み立てて使用します。
荷物の多いファミリーキャンプでは、車の荷室にスペースがなくてもすき間に差し込んで収納できます。また自宅での収納スペースが限られている人にもおすすめです。
コンパクトな製品であれば、バックバックにもすっぽり入るので、オートキャンプだけでなく徒歩やツーリングキャンプでも活躍します。ただしパーツが分解できる分、耐久性にはやや劣ります。
-据え置き型
収納時も使用時と同じ形状の「据え置き型」。組み立てが不要で、到着後すぐに使用できます。
パーツを分解できませんが、その分頑丈で、ガシガシ使える点がメリット。ただし、車の荷室や自宅で収納スペースを占領するのがデメリットです。
-モジュール型
「モジュール」とはパーツや部品、単位を表す言葉です。モジュール型の焚き火台は、同シリーズの他のアイテムとセットで使うことで、ユニット家具のようにさまざまなスタイルで使用できます。
組み合わせるアイテムとデザインに統一感があるため、すっきりしたテントサイトを作りたい方におすすめです。あまり製品数は多くないので、選べる製品は限られています。
選び方②使うシーンで選ぶ
焚き火台の使い方は、観賞のみという人と調理も楽しみたいという人に分かれます。焚き火台を選ぶ際は、どういう使い方をするかも考慮しましょう。
-観賞する場合
調理はコンロやBBQグリルで行い「焚き火台は専ら鑑賞用」という人は、炎の美しさをより味わえる焚き火台を選ぶとよいでしょう。
美しい陰影が浮き上がるすかし模様が入った焚き火台や炎の美しさが際立つ二次燃焼タイプの焚き火台は、焚き火そのものを存分に楽しめます。
-調理をする場合
鑑賞だけでなく調理も楽しみたいなら、五徳や焼き網が付いた焚き火台を選ぶ必要があります。五徳の高さが調整できるものだと、火加減を調整しやすいでしょう。
スキレットやダッチオーブンなど、重さのある調理器具の使用を想定するなら、五徳の耐荷重のチェックも必要です。
選び方③メンテナンスが簡単な製品がおすすめ
使用後のメンテナンスが面倒だと、ついつい使用を躊躇することにもなりかねません。お手入れまで楽しみたいという人以外は、メンテナンスが容易な製品がおすすめ。
無骨な雰囲気が魅力のスチール製焚き火台は、汚れが付きやすく、手間と時間がかかる点も特徴です。またしっかり水分を拭き取らないと、サビの原因となるので注意が必要です。
一方で、ステンレス製やチタン製の焚き火台は、水洗いでサッと汚れが落ちるので、メンテナンスが簡単です。どちらも錆びにくい素材ですが、カビなどを防止するため収納の際はしっかり水気は取っておきましょう。
TOKYO CRAFTSの焚き火台
TOKYO CRAFTSには人気の焚き火台シリーズ「マクライト」に加え、特徴の異なる焚き火台がラインナップしています。
自分のキャンプスタイルに最も適した焚き火台はあるか、ぜひチェックしてみてください。
マクライトシリーズ
TOKYO CRAFTSのアイコン的焚き火台「マクライトシリーズ」。ブラッシュアップを加え、さらに使いやすく進化しています。
火床サイズは36×40cmもあり、大きな市販の薪をそのまま投入可能です。大人数のキャンプでも充分対応できる迫力ある焚き火を楽しめます。組み立てはたったの3ステップで、慣れてしまえば1分程度で完成する気軽さが魅力です。
収納サイズは21×42×2.5cmと非常にコンパクト。基本のステンレス製でも重さ1㎏以下と軽量で、徒歩キャンプやツーリングキャンプのお供にもピッタリです。
基本の「マクライト」の他に、五徳の調整が細かくできる「マクライト2」、さらに軽量な「マクライトチタン」のラインナップから選べます。
ブレイズボックス
「ブレイズボックス」は二次燃焼タイプの大型焚き火台です。
二次燃焼とは、通常の焚き火台では燃え残る未燃焼ガスを燃焼させること。二次燃焼タイプの焚き火台は、煤や煙が少なく快適な焚き火が楽しめます。
燃焼率が高いため、通常の焚き火台よりも高火力を作れ、燃えカスも少なくなります。さらに二次燃焼ならではの独特な美しい炎が楽しめる点も大きなメリットです。
ただし二次燃焼タイプはメリットが多い反面、構造上収納サイズが大きくなり、車の荷室や自宅の収納スペースをとってしまうことが課題です。「プレイズボックス」はその課題を解決しており、スタッキングしてコンパクトに収納できます。
また専用の五徳を使えば、強い火力で豪快な焚き火料理を楽しめます。
メバ 焚き火台
ラインナップがどんどん増えているTOKYO CRAFTSの「コードユニットシリーズ」。さまざまなアイテムを組み合わせることで、使いやすく洗練されたテントサイトが作れます。
「メバ 焚き火台」はコードユニットシリーズと合わせて使える、モジュール型焚き火台です。組み立ては本体をパカッと開き、コードユニットのスタンドに掛けるだけです。
横幅は44cmあり、市販の大きな薪をそのまま投入できます。
調理に使える専用プレートが2枚付属。BBQコンロとしても使用できます。プレートは横にスライド可能で、薪の投入や火力調整もスムーズです。
豪快な焚き火を楽しむなら大型焚き火台がおすすめ!
仲間と賑やかに、1人でのんびりと豪快な焚き火が楽しめる大型焚き火台。大きな薪もそのまま投入できるので、面倒な薪割りの手間が掛かりません。
調理可能なタイプを選べば、みんなで焚き火を囲んで、調理しながら食事も楽しめます。
大型焚き火台の選び方を押さえることで、キャンプスタイルに適した一品が見つかります。ぜひお気に入りの焚き火台で、ソロキャンプでも大人数キャンプでも焚き火の楽しさを存分に味わい尽くしてくださいね。