テントの選び方 - TOKYO CRAFTS

テントの選び方

Filter

【初心者向け】テントの必要性や種類・失敗しないテント選びのコツを伝授!

テントの必要性

キャンプの必須アイテムである「テント」。

テントは、大自然の中で日差しや雨風から身を守る休憩場所であり、プライベート空間や自分専用の宿として機能します。

キャンプで快適に過ごせるかどうかは、テントにかかっているといっても過言ではありません。

  • 丈夫で持ち運びがしやすい
  • 設営・撤収が簡単
  • 目を惹くかっこいい・可愛らしいデザイン

など、テントに求める要素はさまざまです。

いざ購入しようと思うと、形状、種類、素材、機能、色など、あまりにもバリエーションが多いため、目移りして決められないことも……。

この記事では、知っておきたいテントの必要性や基本的なテントの種類、失敗しない選び方のコツ、おすすめテントなどを紹介します。テント選びに迷っている人はぜひ参考にしてください。

理由①プライバシーの確保

テントはフィールドでの自分の「家」。もしテントがなければ、キャンプ場でリビングスペースを作っても、360度周囲から丸見えで落ち着けません。

テントがあれば壁ができ、プライベート空間を作れるので落ち着いて過ごせます。人目を気にせず手足を伸ばしてのんびり過ごすことができ、着替えも安心してできるでしょう。

理由②居住空間ができ寝泊まりが可能に

テントの室内は、我が家にいるような空間を作ることができます。

大自然の景色を眺めながらお茶を飲んだり、横になってくつろいだりして過ごすひとときは、キャンプならではの醍醐味です。

クッション性のあるマットやコットを配置し寝るスペースを作れば、快適に宿泊ができます。

天窓があるタイプなら、寝転がりながら星空を眺めつつ眠りに落ちるという贅沢なひとときも味わえるでしょう。

理由③災害時には避難場所にも◎

災害で避難所生活を余儀なくされた際、テントがあればプライベート空間を確保することができます。

避難所では見知らぬ人と同じ空間で、隣り合わせになって過ごさなければなりません。

テントがあれば、人目を遮って眠ることができますし、着替え・おむつ替え・授乳なども可能です。空気の流れを遮断できるので、感染症対策にも有効です。

また、テントは廊下や軒先などでも利用できるので、ペットと一緒に避難するために常備している人も少なくないです。

テントの種類

​​一口にテントといっても、国内外のさまざまなアウトドアメーカーから多くの種類が販売されています。

テントを購入する際は、まずどのような種類があるのか把握することが大切。テントの種類とそれぞれの特徴、メリット・デメリットを知っておきましょう。

①ドームテント

キャンプ場で一番よく目にするテントといえば、「ドームテント」です。

「ドーム」という名前の通り、お椀を伏せた半円形をしています。数本のポールやフレームを交差させて持ち上げることでテントの幕を張る「自立型」構造のため、地面にペグダウンする必要がありません。

【メリット】

  • 天井から壁までがゆるやかに弧を描いているため、デッドスペースができず室内を広く使える
  • 設営後の移動や向き変更が可能
  • 球形なので風を受け流す
  • 撤収時に裏返して底を乾かせる
  • デザイン性や機能性に優れた製品が多い

【デメリット】

  • ポールやフレームなどの部品が多く重量があり収納時はかさばる
  • 大型の場合は設営に人手も力も必要

②ワンポール(ティピー)テント

ワンポールテントは、1本のポールだけで設営する円錐型のテントで、「モノポールテント」やアメリカ先住民の移動式住居「ティピー」に似ているため、ティピーテントとも呼ばれています。

とんがり屋根がおしゃれで、女性キャンパーにも人気です。

【メリット】

  • 個性的でおしゃれなサイトを作れる
  • ポールが1本のため軽量で収納時もかさばらない
  • ポール1本で設営が可能で裾をペグダウンするだけで完了する

【デメリット】

  • 天井から地面に向けて斜めになるラインのため壁際が狭い
  • 室内の真ん中にポールが立ちテーブルや椅子などのレイアウトがしづらい
  • テントの入り口が斜めになるため、キャノピー(ひさし)がないと雨や風が入り込む

③2ルームテント

2ルームテントとは、寝室とリビングルーム(前室)の2つの空間を1つのテント内に備えたものです。

リビングルームとして食事やコーヒーを楽しんだり、ベッドルームとして使用したりできる2つの空間が1つのテントに収まります。家族やグループキャンプには最適です。

【メリット】

  • 部屋が2つに分かれ広々過ごせる
  • 1つのテントで2つの部屋を作れるのでタープが不要
  • 寝るときは前室部分もフルクローズにすれば安心
  • 夜は前室で夫婦でお酒を楽しみ、寝室は入り口をクローズして子どもを先に寝かせるなど使い勝手がいい

【デメリット】

  • 基本的にサイズが大きいので収納時もかさばる
  • 撤収に時間がかかる
  • 重いので持ち運びが大変

④シェルターテント

​​シェルターテントとは「フロアレステント」とも呼ばれる”床のないテント”のことです。形状はドーム型・ワンポール型・ツーポール型などさまざま。靴を着脱する必要がなく、自由に出入りできるのが特徴です。

【メリット】

  • フロアレスなので冬は薪ストーブが使える(製品による)
  • 夏は四方をメッシュにすると通気性が抜群
  • 軽量かつ設営・撤収が簡単
  • シェルターテントの中に就寝用の小型テントを設営する「カンガルースタイル」ができる

【デメリット】

  • 大雨になると地面から雨が侵入しやすい
  • シェルター内は地面が剥き出しなので、横になるにはマットやコットなどを敷く必要がある
  • 虫や土のままが苦手な人には向かない

⑤ロッジ型テント

名前の通り「山小屋」の形をしているテントのことです。見た目がレトロなデザインなのでビンテージテント、鉄骨テントなどと呼ばれることもあります。グランピングにもよく用いられています。

【メリット】

  • 天井が高く居住空間が広いのでのびのび過ごせる
  • ポールを立ててフライシートをかけるだけの簡単設営
  • デザインがオシャレなのでSNS映えする
  • 煙突を通す窓があるタイプは冬に室内で薪ストーブが使える

【デメリット】

  • 大きいので重い
  • 収納時も大きく広い収納スペースが必要
  • 価格が高い

⑥ソロテント

ソロテントとは、1人キャンプで使用するテントのこと。ソロキャンプテントにも、ドームテント・ワンポールテント・シェルターテントなどがあります。

シンプルな1枚張りの構造のシングルウォールとインナーシートとフライシートの2枚張り構造のダブルウォールの2種類があります。

【メリット】

  • どのような形状のテントでも比較的軽量
  • 設営や撤収が簡単
  • コンパクトに収納でき持ち運びがしやすい

【デメリット】

  • テント内の空間が狭い
  • 低価格のテントは機能性が低い可能性がある

のんびり過ごしたい場合は、2人用サイズを選ぶのがおすすめです。また、軽量さやコンパクトさを最優先するならシングルウォールを選んでください。

快適に過ごせる空間であることを重視するなら、ダブルウォールタイプでベンチレーション付き・スカート付きなど高機能なものを選ぶといいでしょう。

⑦ワンタッチテント

ワンタッチテントは、大きなワンタッチ傘のような構造で簡単に設営できます。

製品を袋から出して持ち上げるだけで立ち上がり、撤収のときは広げた傘を閉じるようにして骨組みを折りたたみ、テントの布をまとめてベルトで巻き止めます。

【メリット】

  • 設営や撤収が簡単なのが魅力
  • 骨組みがしっかりしているので風の強い日でも比較的安心
  • 出入り口を完全に閉じられるので中で着替えなども可能

【デメリット】

  • 収納してもかさばる
  • 大きめのサイズは思い

テント選びで失敗しないコツ

テントを購入してから「失敗した!」とならないために、選ぶときに確認したいポイントを解説します。

コツ①サイズは使用人数+1人を目安に選ぶと快適

テントを購入するときは、まず「何人で使用するか?」を考えます。人数によって、最適なサイズも異なるためです。

一般的に、製品の「◯人用」表示は寝られる人数のこと。テント室内に荷物やテーブルなどを置くことを考え「使用人数+1人」の大きめサイズを選びましょう。

※3人で使用するなら4〜5人用

コツ②設営のしやすさも重要

​​テントは設営や撤収に時間がかかると使うのが億劫になり、そのまま保管場所に眠らせたままになってしまうことも。

真夏の炎天下や極寒のキャンプ場でテント設営に時間がかかると、疲れてしまうでしょう。初心者は、設営がスピーディーにできるタイプのテントがおすすめです。

コツ③構造は「シングルウォール」と「ダブルウォール」の2種類

バイク・自転車・徒歩のソロキャンプで、とにかく荷物をコンパクトに軽くしたい場合は、軽量で収納時も小さくなるシングルウォールテントがおすすめ。

車移動のソロキャンプで、軽量・コンパクトさよりも、頑丈で内側に結露がしにくく通気性がよいなど、快適さを求めるならダブルウォールテントが向いています。

自分のキャンプスタイルに合ったものを選びましょう。

コツ④耐水圧は1,500mmあると安心

​​キャンプ場では突然天候が変化して雨に降られることも少なくありません。

テントの「耐水圧」も確認しましょう。耐水圧とは、テントの生地がどれだけの水圧に耐えられるかを指します。

目安としては、耐水圧1,500mmあれば「大雨に耐えられる水圧」のレベルなので安心です。

コツ⑤予算はあらかじめ決めておくと選びやすい

テントは機能性が高い製品ほど高価になります。あれこれと調べているうちに、どんどんいいものが欲しくなるものです。

自分なりに予算の上限を決めておくと選択しやすくなります。

TOKYO CRAFTSのおすすめテントを紹介

機能美とデザイン性の高さが融合した、オリジナルキャンプギアを発信する日本発のブランド「TOKYO CRAFTS」から、おすすめのテントをご紹介します。

ソロテント:ダイヤフォートTCソロテント

ダイヤフォートTCソロテント」は、ソロテントにありがちな狭さや窮屈さを払拭しました。

立ったまま着替えができるほど天井が高く、デッドスペースができない形状で居住空間が広いのが魅力。

設営もシンプルで、収納時はコンパクトになるためバイク(ツーリング)キャンプに最適です。

デュオテント:モントープ

2人でもゆったり過ごせるシェルターテント「モントープ」。

室内にはコットを2人分並べても十分な広さで、前・左右・天井に大きな窓があり開放的な気分を味わえます。

一番高いところは195cmあり、立ち上がっても大丈夫。キャノピー付きなのでテント前に椅子やテーブルを設置してアウトドアリビングを作れます。

ファミリーテント:ウィングフォート

2ルームテントとドームテントの両方の長所を取り入れた革新的なシェルターテント

人数やキャンプスタイル、天候、季節などによって、さまざまな設営のバリエーションができるのが魅力です。

大型ながらポールやインナーテントもまとめて1つの収納バッグに納められます。

ファミリーテント:テンビシェルター

後方と前方に高低差がある独特のフレーム構造を持つテンビシェルター

前方のキャノピーを跳ね上げて別売りのポールで支えれば、広さのあるリビングルームを作れます。

スピーディーな設営&撤収と、居住性の高さを両立させたい人にぴったりです。

アウトドアだけでなく災害時にも頼れるアイテム!最適なテントを選ぼう

キャンプ場やアウトドア環境で楽しむだけではなく、災害時などのいざという時に避難場所としても活用できるテント。

今回ご紹介したポイントを参考に、自分の使用目的やキャンプスタイルに合った製品を選んでくださいね。

続きを読む

Recently viewed